内容説明
鑑定人・氏家京太郎シリーズ第二弾! 異臭のするアパートで、天才ゲームクリエイターの九十九が腐乱死体となって見つかった。部屋には九十九が何者かに殺された形跡が残っており、現場に残っていた体液と一致した容疑者の御笠が逮捕される。しかし御笠は犯行の否認、一度も九十九の家には足を踏み入れていないと主張する。弁護士は民間の科学捜査鑑定所〈氏家鑑定センター〉に再鑑定の依頼をするが、依頼を受けた室長の氏家は、容疑者の名前を見て動揺を隠せなかった。御笠は氏家のいちばん親しい級友だった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
175
このシリーズ読むと、警察不信になるなw氏家は嫌われてるから仕方ないんだけど。今回は氏家の目線だけじゃなくて弁護士の目線、探偵の目線もあって面白かった。チーム氏家も大活躍だったね。こんな感じで冤罪が出るのメチャ嫌だな。ちり紙なんて誰かが持ち込んだかもって素人でも思うのにな。とにかく友人を救えて良かったね。2025/03/21
いつでも母さん
165
鑑定人シリーズ第2弾!待っていた氏家京太郎。友のためにと奮闘する今回は、五百旗頭登場も嬉しいところ。まさかの真相にそんなことでと虚しくなりつつ、益々先が楽しみな読後感。ちなみに私はDNA鑑定が得意な橘奈翔子の立ち位置が好きだ。氏家にビシバシ物申すのは次回でもお願いしたい(笑)2025/04/12
hirokun
151
★4 中山さんは新刊を中心に読んでいる作家さん。今回の作品は鑑定人シリーズの第二巻。分かり易い文章とアッと驚く展開に引っ張られて一気読み。ミステリーとは違う視点であるが、最近の検察が明確な物証がないまま状況証拠により起訴している現状に危機感を覚える。仮に真実を見逃したとしても、冤罪があってはならない事を肝に銘じて取り組んでほしい。民衆のトレンドに流され、起訴・不起訴が決定されてはならない。2025/04/24
vivahorn
104
氏家京太郎の鑑定人シリーズ第2弾、待ってました!待っていたのに、せっかく待っていたのに残念な内容でした。ちょっとキャラ変更の時期が早すぎたのでは?もうちょっとキャラが固まってから変更した方が効果的だったのに。それと、最新の分析機器・手法を使っていなかった。これを楽しみに読み進めたのに、何もないまま、あれよあれよと読書終了。全く以って残念!中山、ネタ切れか?最後に、犯人当て勝負は完敗。よもや・・・さすがどんでん返しの帝王。2025/03/26
本詠み人
95
主人公の氏家京太郎は、中山七里さんのシリーズものの中でも、まともな部類のプロフェッショナルです。他のシリーズにチョイ役で顔を出していた頃から大好きなキャラクターです。シリーズ化、素直に嬉しいです。氏家さんのラボの鑑定がなければ、ないない尽くしのこの裁判は冤罪決定でした。科学捜査が行われるようになったからと言って、それを使う人間の誤謬はゼロにはならないし、それを悪用しようとする人もなくならないようです。恐ろしい...。続編の楽しみなシリーズがまた1つ誕生しました✨️2025/06/17
-
- 電子書籍
- 合わせ鏡 【単話売】 ご近所の悪いうわ…
-
- 電子書籍
- バイリンガルの世界へようこそ - 複数…
-
- 電子書籍
- 週刊エコノミスト2020年10/13号
-
- 電子書籍
- 姫神さまに願いを~空葬の瞳~ 集英社コ…
-
- 電子書籍
- 絵でよくわかる こころのなぜ