内容説明
東京湾臨海署刑事組対課強行犯第一係、通称・安積班のメンバー須田巡査部長が、臨海署管内にあるスナックのマスターから、ミカジメ料を要求されたと相談を受けた。安積と須田は暴力犯係の真島係長に相談し、見回りを強化してもらうことに。一方、管内で立て続けに傷害事件が発生する。湾岸エリアが物騒な空気に包まれる中、交機隊の隊員が、速水小隊長の様子がおかしいと安積に相談にきた。心配に思う安積のもとに、速水が救急搬送されたとの連絡が入って……。次々と起こる傷害事件。その目的は何なのか。市民と、信じる正義を守るため、臨海署のプライドをかけて、安積たちはかつてない戦いに挑んでいく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
197
東京臨海署vs半グレ集団。売られた喧嘩を買う、昔気質の刑事たちが熱い。安住係長ですら前のめり気味。さすがに、天狼(おおいぬ座のシリウス)について突然語り出す速水交機隊小隊長に、そんなロマンチストだった?と思いますけど、仲間意識の高い、男のロマン感じる刑事小説です。2025/09/20
starbro
195
今野 敏は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。読み続けている “安積班シリーズ”最新作、今回は長編、半グレは厄介ですが、安定の面白さでした。 http://www.kadokawaharuki.co.jp/book/detail/detail.php?no=74372025/05/04
いつでも母さん
139
安積班シリーズの最新作。久しぶりに長編の安積班を読んだ気がする。臨海署総の事件決着まで楽しく一気に読んだ。安定のシリーズ好きだわ。こんな上司に部下、仲間たち皆が熱くカッコいい!2025/04/17
ノンケ女医長
70
いろんなメッセージが、作品に隠されている気がした。手に負えない集団を、法律で裁くことの難しさ。反社に立ち向かう警察官が、今後足りなくなっていく危うさ。社会を脅威に陥れる悪を逮捕しても、その場凌ぎで根本は何も変えられないこと。暴力団対策法が整備されたから、逆に反グレを助長させることになったことなど。ああ、世の行く末、良くならないなあと暗澹たる気持ちにも。作品としては、悪玉がなぜあんなに、あっさりと白旗を上げるのか分からないまま、モヤモヤ。2025/07/19
ひさか
66
ランティエ2024年1〜12月号掲載のものに加筆修正して、2025年3月角川春樹事務所刊。安積班シリーズ11作目。いつもの面々の半グレを相手にした活躍話だが、東京湾臨海署の署長をはじめとしたメンバーが、それぞれに誇りや矜持を持ち出すところが楽しい。ありがちな展開が、心地よい。2025/04/27




