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内容説明
サーキュラーエコノミーとは、資源を循環させることで廃棄物を無くし、資源の投入を抑える、新たな経済システムです。日本は、資源の多くを海外に依存するうえ、カーボンニュートラルの実現には再生エネルギーだけでは不十分であり、サーキュラーエコノミーへの転換は待ったなしです。本書は、この新しい経済システムを解説し、世界の潮流と日本の課題について明らかにする入門書です。著者は、廃棄物から資源・エネルギーを産むソリューションの提供を行う世界大手のヴェオリア・ジャパン合同会社の代表取締役会長。サーキュラーエコノミーの実態を熟知しています。ビジネス、政府、地方自治体、市民団体それぞれに関連するテーマごとに章立てをし、できるだけ多くの事例を紹介してわかりやすく記述しました。
目次
第1章 サーキュラーエコノミーとは何か
第2章 サーキュラーエコノミーの潮流
第3章 ビジネス変革とイノベーション
第4章 経営の新たな挑戦と未来像
第5章 サーキュラーエコノミーへの移行を可能にするイネーブラー
第6章 都市のあり方を変える
第7章 市民力と地域力をつくり出す
第8章 日本の未来を拓く
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TK39
3
環境問題、資源の制約を受けずに経済成長を目指すサーキュラーエコノミー。実行することで環境にも好影響を与え、また、経済安全保障の観点からもプラスに働く。日本は資源が少ない一方で先進国として産業廃棄物を大量に発生させてきた。是非とも世界をリードする取り組みを実施してもらいたい。サーキュラーエコノミーは文字通り、環境対策でなく経済政策である。2025/03/22
Go Extreme
1
資源の価値を可能な限り高く保ちながら製品や材料を循環させ続ける 廃棄と汚染を出さない 製品と原材料を使い続ける 自然のシステムを再生する 廃棄物は設計の失敗によって発生する 技術的サイクルと生物的サイクル リジェネラティブ(再生)という考え方 経済革命 グローバルからローカルへ 修理する権利 デジタル製品パスポート 動脈産業と静脈産業 自立分散型の社会 地域のレジリエンスを高める もったいない精神 製品のサービス化 カスケード利用 循環型サプライチェーン バタフライ・ダイアグラム 小さな循環の輪2025/04/07