集英社新書<br> 日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったか

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集英社新書
日本型組織のドミノ崩壊はなぜ始まったか

  • 著者名:太田肇【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 集英社(2025/03発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087213546

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内容説明

旧ジャニーズ事務所の性加害事件や、ダイハツ、ビッグモーター、三菱電機、東芝などの企業不祥事、自民党の裏金問題、宝塚、大相撲のパワハラ、日大アメフト部の解散、そしてフジテレビ…、近年、日本の名だたる組織が次々と崩壊の危機に直面した。そこには共通点がある。「目的集団」であるはずの組織が、日本の場合は同時に「共同体」でもあったことだ。この日本型組織はなぜ今、一斉におかしくなってしまったのか? 日本の組織を改善させる方法はあるのか? 組織論研究の第一人者が崩壊の原因を分析し、現代に合った組織「新生」の方法を提言する。

目次

はじめに
第1章 二〇二三年 崩れ始めた支配構造
1〈絶対君主型〉ジャニーズ、ビッグモーター…
2〈官僚制型〉ダイハツ、三菱電機、東芝、自民党派閥…
3〈伝統墨守型〉宝塚、大相撲…
4「事件」は共同体で起きる!
第2章 共同体が「もの言わぬ集団」に
1 かつては模範的だった日本型組織
2 ぶら下がり始めたメンバー
3 地獄への道
第3章 身近な組織に迫る危機
1 身近な組織ほど危険
2「ホワイト離職」は崩壊の予兆?
3 PTA、町内会は最後の聖域
4 学校や家庭は大丈夫か?
第4章 組織の「再生」より「新生」を
1 デジタル化が変える組織のカタチ
2「個立」する時代
3「共同体」から「コミュニティ」へ
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

31
近年、次々と崩壊の危機に直面する日本の名だたる組織。日本型組織はなぜ今一斉におかしくなってしまったのか。現代に合わせた組織新生の方法を提言する1冊。ジャニーズ、ビッグモーターのような絶対君主型、ダイハツや三菱電機といった官僚制型、宝塚や大相撲といった伝統墨守型など、様々な類型を紹介しながら、もの言わぬ集団となってしまった共同体、身近な組織に迫る危機的な状況を解説していて、それが当たり前になってしまうと感覚が麻痺してしまうこともあるのでしょうけど、どういうコミュニティを作るべきなのか柔軟な発想が必要ですね。2025/05/05

呼戯人

20
今現在、旧ジャニーズ事務所や自民党、宝塚歌劇団、ビッグモーター、ダイハツ、三菱電気、フジテレビなど昭和以来の旧価値観で動いている組織で、ドミノ式に崩壊が始まっている。その昭和的組織が次々に倒れてゆく様を描いている。それは、この組織が共同体的組織で、家族的人間関係で出来上がっている組織であるからだというのが著者の見立て。これからは、個が自立するインフラ型の組織に組み替えてゆかないとだめだという主張である。2025/04/13

二人娘の父

5
ちょっと頭を整理して感想を。著者はデジタル時代の日本的経営の「新・三種の神器」は、自営型の働き方、AIマネジャー、インフラ型組織として世界に発信すべきではないかと説く。それぞれがどういう意味をもつのかは、耳馴染みのある方は分かるだろうし、本書を読めばその中身は当然理解される。ただし私がこの種の主張になじめないのは、結局のところ生産性や企業利益・企業価値を高めるために、いかに人を働かせるかという話だからだ。本書のタイトルで示された「ドミノ崩壊はなぜ始まったのか」ということは事実のなぞりとして新味はなかった。2025/03/26

Go Extreme

2
組織の原点に立ち返る ジャニーズ事務所崩壊 ビッグモーター 不正請求問題 ダイハツ工業 認証不正問題 宝塚歌劇団 ハラスメント問題 相撲部屋 閉鎖的体質 自民党派閥 政治資金問題 官僚制・絶対君主・伝統墨守の弊害 基礎集団 目的集団 共同体型組織 運命共同体 同じ釜の飯 受容と自治のバランス崩壊 組織の空洞化 心理的安全性の低下 同調圧力と傍観者効果 何もしない方が得という風潮 インフラ型組織への転換 ジョブ型 働き方 自営型社員 依存から自立へ ホワイト離職 内部告発とSNS拡散 分けるというキーワード2025/04/21

spike

2
組織論について多数の著作があることもあり、ものすごく目新しいことは書かれているわけではない。また「インフラ型」もそう新鮮な整理でもないかもしれない。が、企業からPTA、町内会までの様々な組織を網羅して論じているところは頭の整理に役立つ。2025/04/07

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