内容説明
彼が死ななければ、この恋は始まらなかった。
見知らぬ男子高校生の葬式に呼ばれた悠里。
その直後から、なぜか身の回りで奇妙なことが起こりはじめ……。
冒頭からラスト、180度違う展開に、きっと涙する。
高校三年生の悠里はある日の放課後、見知らぬ男子高校生に呼び止められる。
悠里のことを好きだったという友人、天也の葬式に来てほしいというのだ。
会ったこともない、話したこともない男子の一方的な想いを告げられ、気味悪さを感じた悠里だったが、
その日から身の回りで奇妙なことが起こりはじめて……。
孤独感を抱える悠里が出会った、ひと夏の奇跡――感涙必至の名作を大幅改稿で復刊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ベローチェのひととき
14
本屋さんを物色していて気になって入手した本。帯紹介に、「きっと涙する」「10万人が泣いた感動作」と紹介されていたので読んでみようと思った。高校三年生の悠里は見知らぬ男子高校生から、悠里のことが好きだった友人の空也の葬式に来て欲しいと言われ、そこから物語が始まる。どういう話の流れになっていくのか想像つかなかった。最後に悠里が周りの人々に対し、素直になれたのは良かったと思う。2025/07/09
Aina
5
2006年に出版され、2025年3月に改訂出版された。ストーリーも良かったが、あとがきに書かれていた作者さんの想いも良かった。技術が進歩しても人間の本質は変わらない、という作者の考えが物語を通してに充分に伝わってきた。20年前のストーリーとは思えない。主人公が高校3年生ではあるが、どんな年代が読んでも共感できる切ないラブストーリーだった。会ったこともない自分に好意のあった男子高校生のお葬式に行くことからお話が始まる。切なすぎる。2025/08/21
ほんのむしちゃん
5
孤独を抱える高校生の悠里は自分を好きだったという知らない男子校生・天也の葬式に来て欲しい、と天也の友人に頼み込まれる。話したことのない知らない男の子から好かれていた嫌悪感を抱えながら天也の葬式に参列。その後不思議なことが起こり始める。最初はホラー要素のある小説なのかと思って読むスピードが落ちたが 後半は読む手が止まらなかった。「泣きたいときに泣けないのは、かえって不幸だと思う。化粧を気にしてたら、泣けなくなるよ」2025/05/26
葉月文
4
七月の終わり。カーテンの隙間から覗く、青に染まった空。一人しかいないアパートの一室に、ページを捲る音と蝉の鳴き声だけが響いてる。2006年に発売されたオリジナル版を当時、夢中で読んだ記憶がある。あれから月日が流れ、世界や自分のいろんなことが変わり、そして記憶の中にあった永遠は薄れてしまっていた。主人公である女子高生の至らなさ、幼さ、それらをどこかむず痒く思うのは、流れた月日で僕が変わってしまったせい。でも、ちゃんと変わらないモノもあった。それは、人が人を愛する気持ち。その普遍性を僕らは永遠と呼ぶんだろう。2025/07/30
五眼レフ
2
同じ死別を経験したのに、一方は自分より思い悩んでいるように思えない。なぜ平気でいられるのか、悲しくないのか、もう忘れてしまったというのか。悠里がパパに抱いていたそんな感情はよくわかる。そして後々になって自分が未熟なだけだった事に気づく経験もよくわかる。悠里の心の成長にほっこりする作品だった。2025/06/21
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