内容説明
「現在形が未来を意味するのはなぜ?」
「仮定法で助動詞を使うのはなぜ?」
「There is the cat on the roof.が不自然に響くのはなぜ?」
「英文法の本質」とはすなわち、このような「公式の“なぜ?”」が理解できることです。
では、どうしたら、それぞれの「公式の“なぜ?”」がわかるのでしょうか?
その答えが、公式を「語源」、すなわちその公式の「成り立ち」から学ぶということです。
皆さんが今「無味乾燥なルール」と思っている公式の多くには、歴史的な理由があります。
わけもなく今の形になっているのではなく、“英語の歴史上、理由があったから”、今の形、意味、用法になったのです。
そのため、本書は、英文法をより深く理解するために、「各公式を成り立ちから学ぶ」というアプローチをとったものです。
延べ数百万人に読まれた『死ぬほどわかる英文法ブログ』著者が教える、
「英文法の世界が180度変わって見える」入門書!
※カバー画像が異なる場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
道楽モン
45
唐突に英文法の解説書を読んでみる。400ページ超えの分量だが、帯の惹句にある様に「異様に面白い」に偽りは無くスイスイ読める。最後のページに至って気がついた。ええー私、すべて知ってるぢゃん。なんということ。中学の3年間、学校で塾で学んだ英文法の知識が本書に詰まっている。恐るべし中学英語。世につれて変化する言語も、そのルーツを辿ることで、前置詞や冠詞不定詞that使用法が感覚的に理解でき、会話としての正しい使い方を論理的に展開できる。と言うことで、現実の圧倒的な英語能力のヘタレ具合は、単なる実践不足と判明。泣2025/03/22
AK
2
一言でいうとかなりマニアックな英文法の本。義務教育と高校でひと通り英語学習を終え、且つ、一定の大学受験英語も修得した人でないと内容は結構難しいかもしれない。 英文法の「なぜ」を、痒い所に手が届く感じに解説してくれているが、果たしてここまで知らないといけないかは疑問もある。ただ、おそらくネイティブはこの知識を含めて当然に身についた上で英語を話しているはずであり、本気で英語をモノにしたい読者には、本書の内容を理解することは必須だと思う。良著。2025/08/03
入江・ろばーと
1
今まで読んだ認知文法的アプローチの文法書の中で圧倒的に分かりやすい。『英文法の鬼100則』で分かりづらかった部分もこれで解消。2025/06/08
yasutomo
1
今ではいろんな本が歴史とか語源とかを基に書かれてるが、それでも素晴らしい。読み終えて、英語の単語とか文の成り立ちとかのイメージがよりはっきり持てるようになった気がする。高校生の頃にこんな本を読みたかったが、439ページというページ数に尻込みして読めなかったかな。大人になって、読むと意外に早く読めるもんで1週間かからなかった。次は、関先生の真英文法大全にチャンレンジかな。900ページ弱ありますが、、、2025/04/24