内容説明
『タモリ倶楽部』『ボキャブラ天国』『アド街』『イカ天』『夜もヒッパレ』『どっちの料理ショー』……
すべてを企画した伝説の演出家にして、
テレビ制作会社「ハウフルス」創業者の菅原正豊が初めて明かす、照れと美学の演出術。
「僕の話に興味ある人なんているの?ホッホホ」
本書の特徴
・『タモリ倶楽部』『ボキャブラ天国』など数々の大ヒット番組を企画しながら、
これまで取材を拒んできた「伝説の裏方」が、初めて番組の裏側と哲学を語る
・伝説の歌番組『メリー・クリスマス・ショー』など、知られざる秘話が満載!
・巻末に、評論家・山田五郎さんとの対談を掲載!
《菅原自身は「僕なんて時代遅れの人間だよ」などと言う。しかし、その遊びに満ちた企画力と演出術は、
マーケティングがはびこった、いまの時代こそ、そのカウンターとして求められているのではないか。
それは決してテレビの世界の話だけではなく、ものづくりや企画を考える際に大きなヒントになるに違いない。
その「遊びの真髄」に迫ってみたい。
そして掴もうとしてもなかなか掴めないスガワラの“正体”を知りたい。
そんな本を書きたいと切り出すと菅原さんは、
「今さら僕の話に興味がある人なんているんですかね?」
と言って「ホッホホ」と微笑みながら、照れくさそうに話し出した。
本書は、そんな照れ屋・菅原正豊の語りおろしに、補足を加えた上、菅原をよく知る関係者の証言を交え、
照れの中に隠された菅原正豊の実像と頭の中を探ったものである。》「まえがき」(戸部田誠)より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
緋莢
12
「タモリ俱楽部」、「出没!アド街ック天国」等でお馴染みの制作会社「ハウフルス」。「ハウフルス」を設立し、現在は代表取締役会長である菅原正豊の語り下ろしに、補足と関係者の証言を加えた本。「ハウフルス」の制作した番組に好きなものが多い(といっても、この本を読んで、チューボーですよ、どっちの料理ショー、ボキャブラ天国も制作していたと知り、驚いたのですが)のと、構成が戸部田誠という事で手に取りました 「王道」をいかに崩せるか、いかに脇道で面白いことをやるかというのが実にらしいな、と思うと同時に(続く2025/07/15
オオイ
4
なるほどそうやって作っているのか「プロジェクトSEX」「押し売りだって洗ってほしい」とか下らないと思うが面白かった。2025/08/19
nonicchi
4
「芸能界誕生」の時もでしたが、戸井田誠さんの本は軽そうに見えて内容ぎっしり。サラッと読むことを許してくれません(笑)。一人暮らしを始めた大学時代は家にテレビがなく、今もラジオ聴取時間の方が長いですが、それでも知っている有名番組の数々。菅原さんがかかわっていらしたのですね!「タモリ倶楽部」大好きでした。テレビ黎明期はいいとこのボンボンが遊びすぎで就職口が見つからず、親にねじ込まれてテレビ局へ…が珍しくなかったらしく、それだけに遊び心のある贅沢な番組作りが出来たんでしょうね。2025/08/11
K.C.
4
自分の人格形成を担ったテレビ番組たち。言われてみればハウフルス。その創業者のインタビュー本。非常に面白いし、冒頭に出てくる心得は、テレビ制作でなくても使える。会社に貼っておきたいくらい。仕事をするにせよ、真面目であり、遊びがないと、そして誰も傷つけないという心がないとダメなんだなぁと。2025/03/19
あさみみ
2
あまりテレビは見ないが、知っているタイトルの番組が多く、続くものは、作っている本人が面白がりながら、エンタメを意識しながら、そのバランスを見ながら作っているんだなと思った。発想が面白い!2025/07/25
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