投票の倫理学 上 - ちゃんと投票するってどういうこと?

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投票の倫理学 上 - ちゃんと投票するってどういうこと?

  • ISBN:9784326351947

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内容説明

「市民には投票する道徳的義務がある」「投票率は高ければ高いほどよい」「自分が良いと思った候補者に自由に投票してかまわない」こうした常識を正面から疑い、真剣に投票すること、また投票を棄権することの意味を深く緻密に考える。私たちは投票にあたっていかなる態度を取るべきなのか。極めてアクチュアルな政治的・倫理的考察。

目次

謝 辞

序論 倫理的問題としての投票
 なぜ投票が問題となるのか?
 投票は何と区別されるか?
 常識的見解に対する反論
 投票する権利か、投票の正しさか
 平等な投票権を讃えて
 最高だぜ、民主主義
 現実の投票者はどれほどうまくやれているのか?
 情報を取得するためのいくつかの方法
 全ての票を数え入れる
 正義と共通善
 この先にあるもの

第一章 投票の義務の擁護論
 投票する義務があると思われる場合
 一票の道具的価値からの論証
 因果的責任
 投票する義務?
 公共善・公共財に基づく論証
 徳からの論証

第二章 政治なしの市民的
 投票への賛同を示す三つの論証
 市民的徳についてのリベラルな理論に向けて
 「市民的徳」が未解決のままにしているもの
 市民的徳の政治外的構想
 市民的徳の政治外的構想はどれほど負担となるか?
 なぜ投票する義務がないのか?
 藁人形の論証・再訪

第三章 間違った投票
 言い訳の余地のない有害な投票
 集合的危害を差し控える義務
 泡沫候補への投票と個人のポイ捨て
 まぐれ当たりの投票
 許容不可能なリスクを課さない義務
 冗長性
 宗教的な投票
 反論:政策ではなく人柄に投票する人々
 反論:表出的投票
 反論:この命題は自己否定的である
 まとめと結論

補遺I 囚人のジレンマ

補遺II コモンズの悲劇

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
投票の義務と意義: 棄権 市民の責任 政治参加 知識と正当性: 候補者 政策 認識的正当化 誤った選択 権利と方法: 投票権 自律性 共通善 自己利益 投票方法 倫理的視点: 投票倫理 社会責任 有害な投票 まぐれ当たりの投票 道徳的義務 期待効用と選挙結果: 期待効用 計算方法 選挙結果 影響力 実証研究 社会科学的視点: 市民的徳 社会的責任 投票行動 統治 非政治的活動 投票の意義と限界: 民主主義 代表制 政治意識 代替手段 社会貢献 投票と社会構造: 政府 政策決定 選挙制度 政党 公共の利益2025/02/16

takao

0
ふむ2025/07/12

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