文化神経科学 - 文化は心や脳をどのように形作るか

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文化神経科学 - 文化は心や脳をどのように形作るか

  • 著者名:石井敬子
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 勁草書房(2025/04発売)
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  • ISBN:9784326299416

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内容説明

心の普遍性を探究する心理学から派生した文化心理学、そしてそこに神経科学的手法を取り入れた文化神経科学は、文化的慣習がさまざまな心理過程に影響を及ぼすことを示し、さらにその基盤となる脳活動や遺伝子の解明にも貢献してきた。本書は「文化-心-脳-遺伝子」というつながりを軸に、心と文化の相互構成過程を明らかにする。

目次

はじめに

第1章 文化心理学の考え方
 観念体系としての文化と「能動的な」人間像
 文化心理学の方法
 「文化の影響=一枚岩」であることの誤解
 本書の構成

第2章 認知、感情、自己――洋の東西の文化的差異
 認知の文化差
  社会的推論
  注意配分
  カテゴリー化
  変化と時間認識
 感情の文化差
  表出のルールと文化差
  感情についての暗黙理論を反映したアジアにおける包括的な認識
  笑顔の消失に対する敏感さ
  幸福に関する素朴理論
 自己の文化差
  自己高揚と自己批判
  制御焦点の文化差
  ユニークか協調か
  選択と動機づけ、認知的不協和

第3章 洋の東西を超えて――社会生態学的な要因による影響
 生 業
 人々の流動性
 社会階層
 近代化・都市化

第4章 脳内指標と文化
 認 知
  分析的・包括的認知
  原因帰属と自発的特性推論
  創造性
 感 情
  内集団優位性
  感情調整
  表情や声に含まれた感情の認識
  感情的な痛みの知覚と相互協調性
 自 己
  自己認識
  自己評価

第5章 遺伝子、文化、心
 社会・文化環境と遺伝子の共進化
  DRD4と移住
  5-HTTLPRと集団主義
  μ-オピオイド受容体と集団主義
 社会・文化環境と遺伝子の相互作用
  環境要因による影響とその影響の受けやすさ
  文化と遺伝子の相互作用
 既存の知見の問題点
  サンプルサイズの小ささ
  ターゲットの問題
  GWASの問題点
「中道的」アプローチの可能性

あとがき
引用文献
索 引

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