内容説明
森永卓郎氏。2025年1月、死去。
自身のライフワークだった寓話創作。その遺稿集、出版。
日本社会のタブーに「寓話」で斬り込む。命を賭けた衝撃の問題作28話!
イソップを超えて、100年後、1000年後まで生き残る物語。
この世の中には決して触れてはいけないタブーがあります。
本書の28の寓話では、自分の目でみてきたタブーを書きました。
アニマル国、アニマル村のブタさん、イヌさん、ライオンさん、ハイエナさん、など動物たちが直面しているのは、現代社会が抱えるさまざまなタブーです。
真実に無知ではいけないから、
世の中の「ほんとうは怖い真相」を書きました。
本書で私が書いたのは、現状を打破するストーリーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じいじ
72
著者・森永卓郎さんの晩年の活躍ぶりは凄まじかった。YouTubeで見る表情には凄みがあり、迫力がありました。そんな森永さんが、私は好きでした。癌末期で「死」の宣告を受けてからの森永さんは、それまでの温和な表情が一転、時の権力に立ち向かう「忖度しない姿」にパワーを感じました。直球勝負の『ザイム真理教』『書いてはいけないー日本経済墜落の真相』を読んでそれがよく分かりました。さて、今作は、森永さんの変化球「オトナに向けた寓話」で、おもしろいです。むかし夢中で読んだ「イソップ物語」を思い出しました。 2025/04/08
読特
34
隣国から預かった翼竜を防衛隊が誤爆する。事実を隠蔽したその国がその後歩んだ顛末は?…料亭に招かれた新進企業の経営者。宇宙ビジネスに補助金つける見返りに要請されたこととは?…「年寄りは集団自決しろ」という若者が出てくる世の中。おばあが行ったささやかな抵抗とは?…現代社会が抱える様々な問題に迫る28話。寓話とは教訓や道徳を伝える物語。政治や社会を皮肉って批判する風刺小説とは別なもの。ただ、本書の中には後者に属しそうなものもあり、そちらの方が面白い。打倒オーウェル、打倒スウィフト。長編小説も書いて欲しかった。2025/05/05
読書は人生を明るく照らす灯り
21
童話にすれば、言えない話もできてしまう。その本質を読者が理解する。森永卓郎さんの発想から多くを学べる。ぜひ読んで欲しい作品2025/05/30
tomomo
14
図書館本 今年1月に逝去された森永卓郎さんの寓話集第2弾 前回の作品よりこちらの方が分かりやすくて、その分怖い 怖いし、怒りすら覚える… 撃ち落とされたプテラノドン、許されることではない ニシキゴイも怖すぎる 私が自分の目で見た訳ではないから、すべて信じる!ってのも違うと思うけど…けどよ 政治について、日本について考えさせられる1冊 命をかけないとこの本を書けないというこの国 本当に民主主義ですか?2025/06/11
スリカータ
13
判るものもあったが、何のことか判らないものに関してはweb検索すれば手掛かりがあるかと思いきや、見つからなかった。そりゃ、タブーだからね。登場する国家や動物にはそれぞれモデルがいるのだが。読み終えて、百田尚樹さんの「カエルの楽園」のようだなと思った。寓話にすれば真実が書けるというのは、百田尚樹さんから得たアイデアではなかろうか。2025/06/24
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