内容説明
【櫻いいよ初の本格ファンタジー小説シリーズ第2巻】ぼくの声は、この世界でも届かない。双子の弟がたどったのは、姉とは真逆の運命――。 【あらすじ】学校からの帰り道で川に落ちたことをきっかけに、人間とは異なる見た目の“じゃない者”と、いわゆる人間“ひと”が共存する不思議な世界に迷い込んだ、中学1年生の涅(くり)。真っ黒な制服姿で突然現れた涅は「言い伝えにある、この国を救うカラスだ」ともてはやされ、王宮で手厚く保護される。ところが、王族同士の争いに翻弄され……。 【目次】0:それは、終わりのはじまり/1:落ちて拾われたカラス/2:迷い留まるカラス/3:そして、堕ちるカラス/4:噂と森とカラスたち/5:梟とカラスと羽の者/0:本当のはじまり
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミンママ
4
シリーズ第2弾!! 異世界に飛ばされた双子の姉弟 メイ(冥)とクリ(涅) 前作とは違って読みやすかった。今作は弟クリの物語。守りたい人の為に此処まで堕ちる事が出来るのか。。2人の決意とは?この世界はどうなるのか?2025/04/21
秋芳
2
冥サイドと涅サイド、1・2巻同時刊行ならよかったのではと思ってしまう2巻。ここからようやく二人の物語が動き出すのかな。物語の根幹に「差別」があるのは歓迎だけど、ヘンに教育的にはしないで欲しいなぁと思いつつ、3巻は早めにお願いします。2025/04/09
史
2
重苦しく楽しさが一切なかった第一巻とは違い、覚悟を決めた強さが目立つ第二巻。居場所見つけられたからこそ修羅に落ちていくという少年はやはり重苦しいものがある。しかしカタルシスもきちんとある。そんな前半と、再び少女に戻っての後半。そして交わるラストシーン。相容れなさそうな中でどうなっていくのか。厳しい結末が予想できるけれどもそれでもめでたしめでたしを望みたい。2025/04/06
ekoeko
1
2巻。涅バージョン。2025/05/24
菱沼
1
1は読んでいない。 「十数人中、全員が」ってなんだろう。 「っいたいっ」ってどう読めばいいだろう。2025/03/27