内容説明
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中世哲学研究のみならず現代哲学や古代哲学研究にとっても第一級の原典を、正確な訳文にくわえ古代哲学とスコラ哲学、同時代の影響関係などを踏まえた詳細な註を付して、世界でも初めての完全な現代語訳として提供する。中世哲学の場から古代へ更には現代へと新たな光を放つ画期的訳業の第2巻は、実体や質および量といった範疇の問題(第44―62章)、さらに中世論理学独自の分野である代示の理論(第63―77章)を収め、ここに第1部「語について」が完結した。
【目次】
範疇―アリストテレス『範疇論』の註解(量という範疇について;前述の見解に対する反論;量という類のうちに措定されるものについて;量の特性について ほか)
代示の理論(命題における語の代示について;代示の区分;語は命題のなかにおいて、どんな場合に個体代示、あるいは単純代示や資料代示を持つことが可能なのか;これまで述べられた事柄に対してなされうる、諸々の反論について ほか)
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目次
凡例
訳者序文
全巻目次
解説(第I部)
範疇 アリストテレス『範疇論』の註解
第44章 量という範疇について
第45章 前述の見解に対する反論
第46章 量という類のうちに措定されるものについて
第47章 量の特性について
第48章 量は実体や性質から独立した,それらとは別なものであると主張する場合には,どのように答えられるべきであるか.如何なる仕方でアリストテレスは解釈されるべきであるか
第49章 関係という範疇について
第50章 関係は,独立して存在するものと実在的に別なものではない
第51章 これまで述べられてきた事柄に対して生じうる,諸々の反論について
第52章 この見解に基づいて,関係の類の内に属するとされるものについて
第53章 関係の特性について
第54章 関係的なるものども.アリストテレスと反対の見解,すなわち「関係は,独立して存在するものと別な,何らかのものである」という見解を保持する人々に従うならば,どのように言われるべきか
第55章 性質という範疇について(アリストテレスの見解に基づいて)
第56章 性質という範疇について(他の見解に基づいて)
第57章 能動という範疇について
第58章 受動という範疇について
第59章 何時という範疇について
第60章 何所という範疇について
第61章 位態という範疇について
第62章 装着という範疇について
代示の理論
第63章 命題における語の代示について
第64章 代示の区分
第65章 語は命題のなかにおいて,どんな場合に個体代示,あるいは単純代示や質料代示を持つことが可能なのか
第66章 これまで述べられた事柄に対してなされうる,諸々の反論について
第67章 質料代示について(各論)
第68章 単純代示について
第69章 個体代示について
第70章 個体代示の区分
第71章 普通名辞はどんな場合に或る個体代示を持ち,どんな場合に別の個体代示を持つのかを知るための規則
第72章 これまで述べられてきた事柄に対して向けられることが有り得る,諸々の疑問
第73章 一括的不特定代示とそれに関する諸規則
第74章 周延的不特定代示とそれに関する諸規則
第75章 「……を始める」や「……を止める」という語句を含む命題において,述語は如何なる代示をするのか
第76章 論理学者ではなく,文法家が解するような意味で,先行する語に関係する関係語の代示について
第77章 非本来的代示
訳者註解
範疇
代示の理論
あとがき
参考文献
索引
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