新潮文庫nex<br> このクリニックはつぶれます!―医療コンサル高柴一香の診断―(新潮文庫nex)

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新潮文庫nex
このクリニックはつぶれます!―医療コンサル高柴一香の診断―(新潮文庫nex)

  • 著者名:午鳥志季【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2025/03発売)
  • 【Kinoppy限定】新潮社文字ものほぼ全点 ポイント50倍キャンペーン
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101803029

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内容説明

家族の思い出のクリニックを守るため開業医となった岩崎慎は、医者としての腕はいいが、経営はダメダメ。医師会の嫌がらせで患者は入らず、借金を抱え倒産寸前。藁にもすがる思いで医師免許を持つ異色の医療コンサル・高柴一香に助けを求める。「医療は金儲けです」と言い切る彼女に反発を覚えつつも、二人で奮闘し、次第に慎は医師として成長する。現役医師による医療お仕事エンタメ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

511
昭和の昔は開業医🟰お金持ちのイメージだったものだが、令和のソレはなかなかに大変そう。医薬分業の推進、保険点数の削減、スタッフや最新医療機器にかかる経費。医師といえども経営者としての器量も求められる(両者は相反関係にありそうだが)。家族の思い出を守るために開業医になった岩崎慎、医師としての腕はいいが経営者としてはダメダメ。そんな彼の元に助っ人として現れた高柴一香。これがまた医療コンサル業を生業としながらなんと医師免許持ちとはカッコええ。開業医の必要条件は、医療を金儲けと割り切れること(笑)おもしろかった。2026/02/11

W-G

326
お仕事小説として読むと肩透かしが多い。コンサル部分が最初の訪問診療以外はほぼ端折られ、章が変わって時間が飛んで説明もなくなんか上手くいっている風になっている。しかしコンパクトな中にもツボを抑えたエピソードが詰め込まれており、ライトな読書を楽しむのには良い。半分くらい読んだ段階でラストのオチは予想がつくし、そういうラッキーに頼り切るかたちになってしまうのもどうだろうかと思わないでもないけれど、いい感じに現実逃避できるだけの爽快感がしっかり担保されていて、2時間ドラマの原作などには向いているかもしれない。2025/04/11

アイシャ

37
作者さんが東京大学医学部卒だとのこと。開業医にたった一つ必要な条件は「医療は金儲けと割り切れること」という高柴一香は、医師免許を持つ医療コンサルタント。新宿歌舞伎町近くにある、いわざき内科クリニックを担当することに。院長は祖父の内科を継いだまもなく30歳になる岩崎慎。開業医は経営者でもあるべきという方針の高柴のアドバイスに従って、クリニックは少しずつ回復していく。大学の医局を辞めるのって、他の小説でも描かれていたけれど、禍根を残すことになるんだな。高柴の提案は的確で気持ちのいい展開だった2026/02/24

タピオカ

27
タイトルに惹かれて読んでみた。今や開業医も大病院も、大変な時代。どうやって立て直すのかと、興味深かったけど、現実的に使えそうな手段というわけでもなく、あれよあれよと患者数が増える様子は、やはり小説ならではなんでしょうね。登場人物たちを深掘りしていないので、サラッと読める反面、どこか中途半端で物足りなさもありました。エンタメ小説と割り切れば、楽しく読めます。2025/10/20

onasu

27
祖父の逝去により大学病院を辞めて「いわざき内科クリニック」を継いだ慎は,それなりに改装(機器、内装に千数百万円)もしたが患者はさっぱりで、赤字が積もるばかり。  ダメ元でネットで見つけたコンサルに連絡を取ると、やってきた高柴一香は、一目で現状を言い当て、「開業医に必要な条件は医療を金儲けと割り切れること」と言うが、当然そんなものは呑み込めない。が、背に腹は代えられず再度連絡したところから…。  開業医にも商圏があるとか医療雑学を拾えて、ストーリーの方もさっくり楽しんでこられました。2025/07/22

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