新潮文庫<br> 東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

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新潮文庫
東大なんか入らなきゃよかった(新潮文庫)

  • 著者名:池田渓【著】
  • 価格 ¥825(本体¥750)
  • 新潮社(2025/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101058818

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内容説明

東大卒業後に待ち受けていたのは、メガバンクでのつるし上げ、ブラックな官僚人生、市役所での壮絶ないじめ、終わらない大学院生活、地下街の警備員暮らし。華やかな未来とは程遠い現実に苛まれる卒業生を徹底ルポ。そんな東大入学を後悔する5人の姿から見えてきたものとは? 天才型・秀才型・要領型という「東大生の3タイプ」や学生の家庭環境など、知られざる東大の実態についても紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

totuboy

5
勅使河由衣さんの「学歴社会はだれのため」と一緒に読むと面白い。東大生の中にも様々な人間がいることがわかる。そして、試験で人の能力をはかることは本当にできるのか、ということがこの本のテーマでもあろう。結局どこまで行っても序列や競争というものが生じ、ある一定の狭い「社会」の中で本当の求められる力は何かを見極めないと、人は幸せに離れない。だが、本来ならその人「らしさ」を十分に発揮することで自然と社会で生きていけるのが理想的な世の中なのだろう。現在の社会全体の構造の歪みがこの本から垣間見える。2025/04/03

しゅう

2
日本最高学府の東大を出ても色々と苦労があると言う話。5人の卒業生をルポしていて、なるほど大変だなと思う一方、これはほんの一部の人で大半はその後の人生を謳歌しているのではと思ってしまいます。これを読んでもまだまだ自分は東大ブランドに毒されているのでしょうね。東大卒は「学歴」ではなく「学校歴」なるほどです。2025/05/03

かずぴろ

1
東大とは縁もゆかりもなかった自分。 タイトルが気になって本屋でたまたま出会った一冊。 東大卒と聞くだけでエリートのイメージがあるが、決してそうではなく、生きづらさを感じている人もたくさんいるということ。人間は学歴、学校歴で決まるのではない。2025/05/17

Neuroticism

1
都落ちした東大生のルポ。出身大学は公言する前に、そのメリットデメリットを考えた方がいいと思う。たしかに銀行業界のように出身大学の名前が出世にプラスに働くなら、人事権のある人間にのみ通知して良いと思うが、メリットがないなら言わない方が無難だと思う。聞かれたら関東の無名大学とかいって適当にお茶を濁すとか。そもそも大学名を聞いてくる人は大学を根拠に人の属性を見極めたい例が多いし、その際に参照するのがステレオタイプだ。そんな人には人間の観察眼がないと思う。そして世間には想像より大学名を気にする人が多かった。2025/04/17

Masaki Sato

0
東大生もざっくり分けると天才型、秀才型、要領型の3つのパターンがあると。なまじ最難関なので最上位層は青天井で、いわゆる「東大までの人」は初めての挫折を味わう。やりたいことを追求したら東大だったってことならまだしも偏差値紋切りで東大行くとしんどそう。仕事できる人に仕事が集まっちゃう官僚の働き方は辛い。セーブしながらうまくやってくのが幸せというのが本当にいいのか。2025/05/03

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