内容説明
成績最下位でいじめられっ子で、将来に希望を抱けなかった「僕」に、担任が途轍もない提案をした。‘自分を変えたければ、東大を目指してみろ’と。その日から、初めての挑戦が始まった。高校3年で35だった偏差値は二浪して70、東大模試でもトップレベルに。そして合格発表までの8日間、これまで関わってきた人々と再会するなか、僕が気づいたこととは――。これは「僕」が経験した本当の話。(解説・渋谷牧人)
感想・レビュー
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ひろ
6
カルぺ・ディエムCEOである著者の実体験に基づいた小説。偏差値35だった「僕」が2浪して東大に合格する。受験生、教育者にとどまらず全ての人に読んでほしい話。頑張ることのすごさ、勉強するってどういうことなのか考えさせられる。伝統がどうやって形成されていくかについての猿の実験に関する話は衝撃だった。一度伝統が出来上がると、それに疑問を持つこともしなくなり自動的に従うようになる猿の集団。今の日本人はこの猿たちになっていないか、振り返る必要があるように思える。2025/04/29
無添
1
22025/05/10