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内容説明
お店の前に白いスーツ姿で立っていて、皆によく知られているカーネルおじさん。あのモデルは、アメリカ生まれのフライドチキンを世界に広めたカーネル・サンダース。あの姿はおなじみになっているのに、彼の驚くような波乱の生涯は意外と知られていない。幼くして父親を亡くし、働く母の代わりに家事をするカーネル。7歳にしてパンを焼き、美味しいものを作る喜びを知るが、すぐに働き手として家をはなれ、職を転々とする苦労続きの青春を過ごす。なかなかうまくいかないカーネルが、成功の階段を登るきっかけになったのは、「美味しいフライドチキン」だった。65歳からはじめたフライドチキンの事業で大成功するまでの数々の失敗と苦難。カーネルはどうやって乗り越えたのか。とにかくびっくりするカーネルおじさんの知られざる人生を描き出す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
154
対象は小学校高学年から中学生くらいなのですが、私は先日日経新聞の書評欄のベンチャー社長の特集記事で見て、読んでみました。小さいときから苦労していますが、めげずに自分の工夫で何かをやり遂げるということに活路を見出して成功したようです。2016/08/22
Willie the Wildcat
59
ロータリークラブ精神の齎す”軸”の形成。家族はもちろん、他者、特に子供たちへの思いが随所に伝わる言動。但し、幼少の寂しさの裏返しかもしれない。KFCの根底も、お客様へのサービス精神。「白スーツ」もその一環であり、氏のプライド!無論、白い髭のエピソードも、氏の思いと人柄。微笑ましい。意外だったのが立像の逆輸入!?確かに日本では様々な”事件”があったなぁ。中でも本著記載の道頓堀川。(笑)恋のおまじないは初耳だけど・・・。なお、初期メニューとか圧力釜、時計などの掲載写真も味がある。2017/03/02
ばっか殿すん
21
おいしい!(ですが、そろそろカーネルサンダースの呪いから解放されて日本一に…)2015/05/31
けんとまん1007
18
小学生高学年からが対象に書かれていますが、大人が読んでも十分、読み応えがある。カーネルさんというのが、そんな意味だったのかは、初めて知った。それにしても、本当に小さな頃から苦労の連続だったんだなあ~ということと、それをエネルギーに、次々と逞しくトライされてきたことを知り、凄いとしか言いようがない。そして、その背景にある考えかたには、とても考えさせられるものがある。人形に代表される、このいでたちに込められた思いが素晴らしい。2016/08/27
kawa
14
お馴染みケンタッキー・フライドチキンの創始者カーネル・サンダース氏の伝記。小学上級以上向けに書かれたものだが、アメリカが最も輝いていた時代のアメリカン・ドリームを体現した氏の一生は、大人が読んでも十分面白い。チェーン展開開始は65歳のとき、老年になって起業を目指す方には勇気が貰えてお勧めかも。「わたしがいま生きているのは、神さまがわたしを必要としているからだろう。だからわたしは、いつも、神さまがいると思われる側に、自分もいるようにしている。」の人生観、シンプルだけれど奥が深い。2016/10/29