講談社学術文庫<br> 死と生の民俗

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講談社学術文庫
死と生の民俗

  • 著者名:田原開起【著】/諸岡了介【解説】
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  • 特価 ¥1,155(本体¥1,050)
  • 講談社(2025/03発売)
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  • ISBN:9784065391631

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内容説明

ひと昔前の、普通に生きた人々の中にある、ごくありふれた日常。そこには「死と生」にまつわる、さまざまなエピソードが共存していた――。近代化とともに「家」から死が遠ざかり、死への意識が希薄化した現代社会。明治から昭和初期の消えゆく風習を丹念に聞き取りながら、閉塞感ある今の社会の課題を解くヒントを掘り起こす。愚直で素朴で、とてつもなく豊穣な、隠れた民俗学の名著、復刊!

目次
はじめに

第一部 明治末期から大正期の「死の民俗」
1) 生の中の死
1 日々のなかにある日常の続きとしての死
2 日常を断ち切る死の予言

2) 死の儀礼に出会った体験や見聞
1 「湯灌」と奥納戸
2 「角寄せ」
3 「棺造り」や「納棺」と結核患者
4 「親戚へ音をする」「悔やみを言う」
5 「斎(とき)」
6 「葬儀」と「野辺送り」
7 「焼場」と「骨拾い」
8 「木・飯米」

3) 子どもの頃に「人の死」に出会った契機
1 葬式や野辺送りの場面に出かけた契機
2 聴聞や法事の場面に出くわした契機

4) 「人の死」は子どもにとって何であったか

第二部 明治末期から大正期の「生の民俗」
1) 大人への道・自立の旅

2) 結婚
1 仲人
2 結婚
3 こぶり合わせる
4 結婚の祝い
5 離婚

3) お産と産後
1 出産
2 団子汁
3 産湯とあと産
4 産後

4) 健やかな成長を祈る
1 五香
2 祝福
3 七歳までは神のうち
4 「拾い親」の民俗
5 子育てと戦中戦後の労働
6 休み・楽しみ・生きがい

5) 死と生の間を生きる
1 信心・感謝
2 老境(年をとらねば分からないこと)

おわりに

聴き取り対象者一覧 並びに聴き取り年月日
あとがき
解説  諸岡了介(島根大学教授)

目次

はじめに
第一部 明治末期から大正期の「死の民俗」
1) 生の中の死
1 日々のなかにある日常の続きとしての死
2 日常を断ち切る死の予言
2) 死の儀礼に出会った体験や見聞
1 「湯灌」と奥納戸
2 「角寄せ」
3 「棺造り」や「納棺」と結核患者
4 「親戚へ音をする」「悔やみを言う」
5 「斎(とき)」
6 「葬儀」と「野辺送り」
7 「焼場」と「骨拾い」
8 「木・飯米」
3) 子どもの頃に「人の死」に出会った契機
1 葬式や野辺送りの場面に出かけた契機
2 聴聞や法事の場面に出くわした契機
4) 「人の死」は子どもにとって何であったか
第二部 明治末期から大正期の「生の民俗」
1) 大人への道・自立の旅
2) 結婚
1 仲人
2 結婚
3 こぶり合わせる
4 結婚の祝い
5 離婚
3) お産と産後
1 出産
2 団子汁
3 産湯とあと産
4 産後
4) 健やかな成長を祈る
1 五香
2 祝福
3 七歳までは神のうち
4 「拾い親」の民俗
5 子育てと戦中戦後の労働
6 休み・楽しみ・生きがい
5) 死と生の間を生きる
1 信心・感謝
2 老境(年をとらねば分からないこと)
おわりに

聴き取り対象者一覧 並びに聴き取り年月日
あとがき
解説  諸岡了介(島根大学教授)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

63
名著。明治、大正の葬儀や出産の様子を古老への聞き書きを通じて生き生きと蘇らせている。主に中国地方の儀礼が中心となっているのだが、普通の民俗学関連書とは違い、子供の頃実際に「死」と対面した体験がそのまま書かれているのが特徴。そのため標本じみた儀礼とは違い、それがこちらにまで迫って来るかのよう。本書を読むとかつては日常の隣にあった死や出産が、それぞれ式場や病院に隠されたものとなっているのが良くわかる。採集された儀礼を並べるだけではなく、現在における死や誕生についても読者各人問われるような良き一冊であった。2025/04/25

白隠禅師ファン

17
広島県の村でのフィールドワークで、明治・大正・昭和時代を生き抜いた古老たちの証言から、当時の人たちが「死」と「生」にどう向き合い、どう感じてきたかということを描く、王道のライフヒストリー(生活史)。明治〜昭和にかけては、「死」や「生」に関することがその家の内部で完結していたが、戦後から徐々にその役割は「病院」が担うようになるということを個人的に思い知った。時代が進むにつれて価値観が変容する例。2025/08/11

Go Extreme

2
死と生の民俗 当時の子供たちは近親者が亡くなる際の死に逝く姿に日常的に接する機会 死は決して日常から切り離されたものではない 臨終に際して故人の身体を洗い清める儀式である湯灌が重要 葬儀は地域社会の相互扶助組織である講が中心 火葬は地域社会において重要な儀礼であり様々な伝承と結びついていた 出産は自宅の納戸などで行われるのが一般的 乳幼児に母親の初乳を与える前に蕗の根の絞り汁を飲ませる 農村における労働は非常に厳しく女性も重要な労働力 児やらしと呼ばれる子供を一人前の大人として自立させるための独特な育児観2025/04/07

古玉

1
主に明治、大正生まれの高齢者に葬送や出産など民俗風習を聞きとったフィールドワークの記録。聞きとりのなかで、いまはもう失われた風景をインフォーマントが想起している場面が興味深い。「あの山のあのあたりで火葬していた」など、過去の記憶は折り重なるようにして現在の風景に溶け込んでいることがわかる。 学術的にはやや疑問が付される記述もあるが、葬送儀礼などを全体的にみて意味付けするのではなく、個々のライフヒストリーに着目して丁寧に聞きとっているのは貴重だと思う。2025/07/13

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