ポプラ文庫 日本文学<br> 泣きたい午後のご褒美

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ポプラ文庫 日本文学
泣きたい午後のご褒美

  • ISBN:9784591185582

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内容説明

どんなときでも「喫茶店」でのひと休みと「物語」が私たちを癒してくれる。お茶の時間に交錯する人間ドラマを紡ぐ短編集。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiace9000

129
ふらり立ち寄った喫茶店、飲み物と軽食片手にさらりと読める6人の作家さんによるアンソロジー。青山さんのプロローグ・『サロンエプロン』にはじまり、小川糸さんの『ライオンのおやつ』の次のフェーズを描いた?『浮島イルフロッタント』で締めくくる六短編。ミドルエイジの悲哀と夢を、胸のすくような気持ちよさと共に綴った朱野帰子さん『痛い人生設計をつくる…』が特にお気に入り。実話のブレンド率どれくらいかな…などど思いつつも、「『痛さ』オーライ!」と自身を鼓舞したくもなったりして。梅雨明けの午後、いいご褒美いただきました。2025/06/28

モルク

117
喫茶店にまつわる6人の作家さんによるアンソロジー。青山美智子さんはなんと僅か8頁。その短い中にも青山さんらしさがぎゅっとつまっていた。朱野帰子さんの「痛い人生設計を作る、ルノアールで」がよかった。卒業してから疎遠になっていた高校の同級生との再会。40歳からの人生設計を作りバイタリティー溢れる変わらぬ友人、いいよね。地方の公立出身の私は高慢ちきな女子校(高ではなく)出身の編集者にムカつく。そして織守さんの「彼と彼女の秘密と彼」高校生の恋の話を聞く店長、それと店長の秘密…ドキドキした。2025/05/25

シナモン

104
サクッと読めて心があったかくなる物語がつまってます。本屋大賞ノミネート作品を半ば義務みたいに読んでる読書が続いてたので、合間にほっと一息つけました😊☕2025/03/09

みかん🍊

81
喫茶店が舞台の6編のアンソロジー、朱野さんの作品が良かった、こんな学歴差別の編集者がほんとにいるならひどい、作家の可能性をつぶしている編集者なんて最低、ノーベル賞を取って見返して欲しい、これはもしや経験談?高校生の悩みを聞く喫茶店主の話も最後の天国までの途中で最後に食べたかった物を食べさせてくれる茶屋、本当にあったら何が食べたいかな、どれも面白かった。2025/05/30

ゆみねこ

77
喫茶店アンソロジー。斎藤千輪さん、竹岡葉月さんは初読み。朱野帰子さんの「痛い人生設計を作る、ルノアールで」が面白かった!私も公立共学卒なので共感しまくり😄2025/05/13

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