内容説明
「医師作家」だから書けるアイデアとリアリティがある――。人生相談の連載を持つ女性精神科医に届いた怪文書。山中で発見された、頭と手足のない「胴体」だけの遺体。死亡診断後に突如動いた女性の手。夜間の歯科医院に大金を持って訪れた謎の男。保険金目当てに他人の認知症の母親を借りる女。人気医師作家陣が織りなす、珠玉の医療ミステリー集。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
138
医師作家5名のアンソロジーを良い意味で楽しく読んだ。併読しているのが久坂部さんでなんと再読に(笑)おぉ~こう来たかと思ったのは『患者は二度死ぬ』の初読み七尾さん。一番ドキドキしたのは『サイレント·ペイシェント』の南さん。「私の母を貸してあげようか?」え?え?えぇー!!2025/04/19
ナミのママ
88
「悪いのはわたしか」久坂部羊・「半夏生のトルソー」小松亜由美・「クリスマスイブの死亡診断」中山祐次郎・「患者は二度死ぬ」七尾与史・「サイレント・ペイシェント」南杏子(敬称略)医師作家による5話の医療ミステリーアンソロジー。主人公は精神科医、法医解剖医、外科医、歯科医と多様でどの作品も個性的。ミステリーのインパクトが強い作品が記憶に残る。個人的に短篇は好みでなく、隙間時間や移動時に読むのでさらっと読了。2025/03/31
itica
77
5人の医師作家さんによる医療ミステリ。どれも違ったアプローチで、それぞれの個性が光っていた。精神科医の悲劇「悪いのはわたしか」と、身につまされる介護問題「サイレント・ペイシェント」が特に好き。 2026/03/01
Ikutan
66
医師であり作家である五人の執筆陣による医療ミステリー集。久坂部さんは既読。小松さんと七尾さんは初読み。『半夏生とトルソー』は、胴体だけの遺体から事件の真相を解明するお話で、解剖の描写がリアル。多くの異状死体の解剖に携わっている小松さんならではですね。『患者は二度死ぬ』は死体の身元特定にまつわるミステリで、こちらは、歯科医師である七尾さんならでは。中山さんは、あめちゃんではなく凛子先生が主人公。のっけから引き付けられ考えさせられた。一番印象に残ったのは南さんの介護保険のお話。これは実際にありそうだと思った。2025/05/29
オセロ
54
期待以上でした。 現役医師作家によるアンソロジーということで、どれも説得力があるんですよね。どの話も面白かったけど、七尾先生の『患者は二度死ぬ』のゾクゾクする感じは堪らなかった。2025/03/27




