集英社文庫<br> ツイン・アース

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集英社文庫
ツイン・アース

  • 著者名:小森陽一【著】
  • 価格 ¥847(本体¥770)
  • 集英社(2025/03発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087447354

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内容説明

フィンランドでオーロラの観測をするアイノのもとに奇妙なメッセージが届いた。解析の結果、現れたのはインド洋沖のとある座標。意を決してそこに向かった彼女は水の球体に飲み込まれ、気が付くと別世界へ。そこは地球の双子星・Terra‐αだった――。大自然、移動する街、そして巨大な怪獣。少しずつ解き明かされる真実は、驚くべき事実へ。壮大なスケールで展開するエンタメSF小説!――「これは、宇宙と自然が怪獣を映す山海経的緩やかな物語」(落合陽一)。「宇宙時代の今、ともに生きる心をつなげていきたい」(山崎直子)

目次

極夜
犬を毛で判断しない
鞘が音を立てはじめた
頬がない
ふたつのベリーのよう
茂みから出てくる
寝ている猫の口に鼠は来ない
「前へ!」と、雪の中でおばあちゃんは言った
勇者は濃いスープを飲む
絵本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

59
オーロラ観測をする主人公アイノは海の中の球体に飲み込まれ、気付けば地球の双子星Terra-‪α‬に移動していた。お馴染みのウルトラ怪獣も棲息するTerra-‪α‬、そこは人類が生物の頂点に立とうとする地球とは違い、あらゆる生物との共存を可能にしている星であった。見知らぬ星で価値観に戸惑いながらも諦めずに苦難に立ち向かうアイノ。終盤でのまとまり方にもっともっと読んでいたい物足りなさを感じたけれど、こんな物語を贈ってくれた事に感謝です。2025/02/13

けいご

21
帯に落合陽一さんがのっていたってだけで気になって手に取ったSF小説!(まんまと踊らされてしまったw)が、ごめんなさい!面白くなくって途中で断念しました。地球が二つあるって設定までは面白かったんだけども、そこから先の展開が全然頭に入ってこなくってwレッドキングとゴモラが出てきた段階で興醒めしてしまいました...。2025/02/16

Nao Funasoko

17
ゴモラ、レッドキング、ペギラ、ピグモン、、、、、(他にももっと出てくる)昔懐かしい旧友(?)たちと嬉しい再会を果たした気分でハッピー。 人間から攻撃されることもなく、正義の味方と闘うこともなく、怪獣たちが跋扈しつつも人間と共生する世界の物語。 あの登場人物は必要だったかな?とか、途中でなんとなく想像がついてしまったエンディングなどもうひと捻りあってもよい気もしたけど、大人も楽しめる(あの頃の子どもだったからこそ楽しめる)怪獣ファンタジーSFだった。 作者は『インナーアース』の方だったと読後気づく。 2025/01/31

織田秋葉

6
宇宙系SFと見せかけて、怪獣とサウナのお話でした(苦笑)。てか、そんなにサウナに万能感を持たせていいのか!!! フィンランドのオーロラ研究員アイノが観測中に見つけた座標を調べに行って、隠されていた地球の兄弟星α地球にたどり着いて、異文化コミュニケーションを図る話。 もしも地球に隕石が衝突せず、恐竜が生き延びていたら、生物はどういう進化の過程をたどったのか、というifモノ。なぜかα地球の一部の人たちがこちら(β)側の言語が話せたりする。とにかくメインは怪獣。そこまで怪獣メインで行くのであれば挿絵が欲しかった2025/02/16

ぱんや

4
3.8/5〈アイノ/ジェーン/シルワ/β〉 三体シリーズや映画『アバター』シリーズっぽさもあるSFファンタジー。スケールとしては続編が作れそうな程しっかりした設定があり、地球の双子星αの文化やテクノロジーなどシンプルにSFとして楽しめるが、最大の特徴はウルトラマンシリーズの怪獣達が登場するところで、ウルトラマンとの対決でしか見たことの無かった怪獣達の生態や人間との距離感を感じられる。敵としての怪獣ではなく、αに生息する巨大生物として描かれているところが面白かった。怪獣知識がもっとあったら超楽しいだろうな。2025/05/28

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