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内容説明
※本書は、1993年7月に刊行された『自ら国を潰すのか』の新装版です。
戦後80年も洗脳され続けている日本人への警告
国際法を知らない日本人こそが戦争への道を開く
戦後80年も経過しているにもかかわらず、日本は戦後占領政策による洗脳からいまだに脱却できていない。国連に対する誤解は、その典型例である。国連とは実は対日軍事同盟であり、戦勝国であった連合軍のことである。それが証拠にいまだに旧枢軸国であるドイツや日本を差別する規定が敵国条項として国連憲章のなかに書かれているではないか。いまだに日本は国連の敵国なのだ。その国連を日本人は、平和の象徴としてありがたがっているのだから笑止である。
1991年の湾岸戦争で日本は130億ドルもの巨額資金を提供したにもかかわらず、国際社会からは「小切手外交」と揶揄されるしまつだった。そこで1992年に日本はPKO法案を制定したが、そこには致命的な矛盾があることを日本人は理解していなかった。国連とは軍事同盟であり、PKOとは戦争そのものであり、PKFは軍隊そのものだからである。つまり、日本は憲法を守ろうとすれば、国連から脱退しなければならないのだ。国際法に対する無知は、戦争への道を自ら切り開くようなものだ。
国際法を知らない日本人の致命的弱点を剔抉し、国連の軍事同盟としての本質や、憲法改正がいまだにできない日本政治の魔訶不思議、先の戦争における日本人の歴史無理解などを碩学二人が語りつくす憂国対談。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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戦後体制批判:国連批判 敵国条項 憲法第九条 国連脱退提案 日本の主権制限 戦勝国史観 国際政治と軍事:PKO批判 軍事同盟 国際法と憲法の矛盾 集団的自衛権 捕虜条項 武力行使容認 歴史認識と情報操作:南京大虐殺否定 歴史誇張 扇動プロパガンダ 東京裁判批判 戦争犯罪概念再考 国家観:自由主義優越 民主主義批判 個人の権利保護 多数決の限界 啓蒙思想 歴史的自由観 日本の近:アジア近代化 日本の植民地政策 経済発展と教育 文化交流 ナショナリズム再評価:戦後鬱屈 国家の尊厳 日本独立主権 自覚的行動要請2025/03/25