内容説明
すべては、「心理カウンセリングの本質を知りたい」という願いからはじまった――
共感+了解の基礎、症状+診断の極意、気分障害・統合失調症・発達障害(ASD+ADHD)の症状理解と臨床実践のポイント、回復過程と治療機序の見極め方……12回にわたる精神症状の見かた・聴きかたを巡る対話は、あるときは精神病理学の古典からDSM/ICD、またあるときは了解から質感(クオリア)へ、多彩なテーマを次々に横断しながら、クライエント一人ひとりのかけがえない個別性に踏みとどまるという臨床の原点に到達する。
精神症状のリアルにふれ、日々の実践を下支えする、練達の臨床家による珠玉のクロストーク。
目次
第1章 共感と了解1――パトスを感じ取る
第2章 共感と了解2――他者を他者として
第3章 症状と診断1――「症状それ自体」は存在しない
第4章 症状と診断2――DSMから質感(クオリア)へ
第5章 気分障害1――地味に、手堅く
第6章 気分障害2――ひるまず、したたかに
第7章 統合失調症1――畏怖する心をもって
第8章 統合失調症2――敬意と親しみ
第9章 発達障害1(ASD)――理解の補助線
第10章 発達障害2(ADHD)――サバイバル
第11章 回復過程と治療機序
第12章 個別例への沈潜(ちんせん)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆいまある
66
心理の津川先生と精神科医の内海先生は仲良しである。ナルシストな内海先生がいつもノーメイクで腰の低い津川先生に甘えている。今回津川先生が聞き手となって内海先生が精神病理の基礎について語っている。内海先生は電通の産業医やったり東京芸大の学生診たりと、ハイスペばかり診てるから境界知能で生保ギリギリの患者にまみれる市井の医者とは乖離がある。診断についても内海先生がそう思ったという以外のエビデンスないですよね?みたいなケースもあったりするのだが、慎重な津川先生が居てくれたら安心だ。津川先生今後も内海先生を頼みます。2025/12/17




