法学セミナーe-Book 倒産法入門

著者名：山本和彦/他

日本評論社（2025/02発売）

内容説明

本書は、『法学セミナー』790号（2020年11月号）の特集記事を収録しています（連載など、ほかのコンテンツは含まれておりません）。「倒産法入門」民事再生法施行から20年の節目である今年、新型コロナウイルス感染症が世界中で猛威を振るい、個人・企業に対して多大な影響を及ぼしています。倒産に関する社会の風景も大きく変化し、倒産法改正の議論が現実化していく可能性もあり、迅速な対応に積極的に取り組んでいく必要があります。こうした新しい時代の中で、本特集では倒産法の全体像をお届けするとともに、これからの倒産法のあり方を一緒に考えてみましょう。倒産法とは何か――足らざるを憂うのか、等しからざるを憂うのか……山本和彦経済危機と倒産処理――コロナショックから事業再生へ……杉本和士ソロバンを持つ正義の女神――破産手続閑話……小原将照話し合ってたたむ特別清算――ワニは死して皮を留め、会社は死して名を残す……玉井裕貴民事再生手続きと事業再生……杉本純子倒産しても存続できる会社更生――大規模株式会社の再起の手法……倉部真由美