岩波文庫<br> 新編 イギリス名詩選

個数:1
紙書籍版価格
¥1,276
  • 電子書籍
  • Reader

岩波文庫
新編 イギリス名詩選

  • 著者名:川本皓嗣【編】
  • 価格 ¥1,276(本体¥1,160)
  • 岩波書店(2025/02発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784003227329

ファイル: /

内容説明

ページを開けばきっと,声に出して読みたくなる――詩人たちの〈歌う喜び〉を感じさせてやまない,イギリスの名詩の数々.一六世紀のスペンサーから二〇世紀後半のヒーニーまで,もっとも愛され親しまれている九二篇を,英語の原詩・和訳ともに堪能できる対訳で編む.日本の読者の理解を支える注釈・解説も充実,待望の新編.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

目次

まえがき
原詩を読む前に
凡例
目次 Contents
I ルネッサンス期 The Renaissance(1500─1660)
 エドマンド・スペンサー Edmund Spenser
 サー・フィリップ・シドニー Sir Philip Sidney
 クリストファー・マーロウ Christopher Marlowe
 ウィリアム・シェイクスピア William Shakespeare
 トマス・ナッシュ Thomas Nashe
 ジョン・ダン John Donne
 ベン・ジョンソン Ben Jonson
 ロバート・ヘリック Robert Herrick
 ジョージ・ハーバート George Herbert
 エドマンド・ウォーラー Edmund Waller
 ジョン・ミルトン John Milton
 サー・ジョン・サックリング Sir John Suckling
 アンドルー・マーヴェル Andrew Marvell
 キャサリン・フィリップス Kaherine Philips
II 王政復古から18世紀へ The Restoration and the Eighteenth Century(1660─1789)
 ジョン・ドライデン John Dryden
 ジョナサン・スウィフト Jonathan Swift
 アレグザンダー・ポープ Alexander Pope
 トマス・グレイ Thomas Gray
 ウィリアム・コリンズ William Collins
III ロマン主義の時代 The Romantic Period(1789─1830)
 ウィリアム・ブレイク William Blake
 ロバート・バーンズ Robert Burns
 バラッド Ballad
 ウィリアム・ワーズワス William Wordsworth
 サミュエル・テイラー・コールリッジ Samuel Taylor Coleridge
 ジョージ・ゴードン・バイロン George Gordon Byron
 パーシー・ビッシュ・シェリー Percy Bysshe Shelley
 ジョン・キーツ John Keats
IV ヴィクトリア時代 The Victorian Period(1830─1900)
 エリザベス・バレット・ブラウニング Elizabeth Barrett Browning
 アルフレッド・テニソン Alfred Tennyson
 ロバート・ブラウニング Robert Browning
 マシュー・アーノルド Matthew Arnold
 クリスティーナ・ロセッティ Christina Rossetti
 トマス・ハーディ Thomas Hardy
 ジェラード・マンリー・ホプキンズ Gerard Manley Hopkins
 ロバート・ルイ・スティーヴンソン Robert Louis Stevenson
 A・E・ハウスマン A. E. Housman
 ラディヤード・キップリング Rudyard Kipling
V モダニズム以降 Modernism and After(1900─)
 ウィリアム・バトラー・イェイツ William Butler Yeats
 エドワード・トマス Edward Thomas
 ウィルフレッド・オーエン Wilfred Owen
 T・S・エリオット T. S. Eliot
 スティーヴィー・スミス Stevie Smith
 W・H・オーデン W. H. Auden
 ディラン・トマス Dylan Thomas
 フィリップ・ラーキン Philip Larkin
 テッド・ヒューズ Ted Hughes
 シェイマス・ヒーニー Seamus Heaney
解説
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

クプクプ

72
シェイクスピアの詩も載っていましたが、イギリスの文化に詳しくない私が、一つだけ挙げるとすれば、ジョナサン・スウィフトの「シティのにわか雨風景」になります。この詩は、人生のいろいろな、けだるさを、上手く言語化していますが、テムズ川の、汚さを描いていて、詩の世界は清潔なだけでなく、不潔さで、リアリティーを出す、という意味で、新鮮に感じました。イギリスの各時代の、名詩が網羅されているので、この機会を入口に、今後、より深く理解していきたいです。2025/06/11

藤月はな(灯れ松明の火)

60
シェイクスピア、キーツ、テニソン、シェリー、ブレイク、バイロン、コールリッジなど。名立たる詩人たちだけでなく、謳っていたとは知らなかった文豪の詩や現代の詩人の作品も原文と共に紹介されています。岩波文庫ならではの註も読んでいて楽しい。しかし、ロバート・ブラウニングの詩は歌われている背景が陰惨なので突然、ホラーに転調するのが心臓に悪すぎる。幻想怪奇風の「非情な美女」や矛盾の対比構造を謳いながら締めが微笑ましい「もし・・・」や人生の皮肉を謳う「老後のラブソング」、「手を振ってなんかいない溺れていたんだ」が好き。2025/03/26

うた

9
英詩の選集には定番かもしれないけれど、シェイクスピア、キーツ、イェイツが一緒になっているだけでも手元に置いておきたくなる一冊。解説で英詩の特徴をまとめてくれている点も、私のような初心者にありがたい。翻訳もつっかえることなく読め、理解の助けになる。原文を読み、訳を読み、また原文に戻ってと楽しむ。最後のヒーニーも瑞々しく好き。2025/01/22

飯田橋

2
詩は一回読んだだけではわからない。何度も味わうことによって面白さがわかる気がする。2025/03/10

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22397546
  • ご注意事項

最近チェックした商品