内容説明
「勉学」、「仕事のスキル」、「スポーツ」、「語学」、「芸術」etc……
何でもすぐにこなすセンスのいい人は、圧倒的密度の「観察・行動・フィードバック」を実行している!
あらゆる分野に適用できる、上達における「共通のメソッド」を紹介。
「上達」というものは、ある種つかみどころがない。10年もテニスをやっているのに、強い球が打てないのはなぜか。どうして転職先でいつまでも仕事がスムーズにこなせないのか……。
本書では様々な研究結果をもとに、模倣や難易度の調整、悪い癖を直すアンラーニングなど、上達を促すための最適解を考察していく。
【本書の主な内容】
◆パート1 「観察」:他者から学ぶ
・「模倣」が有効なタイミング
・「初期の成功」が最高のモチベーションを生む理由
・「暗黙知」を引き出す方法 etc…
◆パート2 「実践」:練習から学ぶ
・難易度を微調整する
・練習に多様性を取り入れる
・質は量から生まれる etc…
◆パート3 「フィードバック」:経験から学ぶ
・学習環境の効果的な改善
・悪い癖を直す「アンラーニング」の戦術
・不安をいかに克服するか etc…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅー
7
★★★勉強法に関する本はあまたあるけれど、本書は適度な厚さにまとまった良書だ。単なるノウハウ集に留まらず、体系だった書き方がされている。類書で読んだ内容も上手く取り込まれていて、これ読めばビジネス・勉強・習い事と色々な分野で活用できるのではないか。2025/07/03
Dヨッシー
3
スキルをどのようにして磨くのかを認知心理学などを根拠に解き明かす、良書。スキルを身につける段階ごとの説明のほか、メカニズムが解き明かされており、勉強になります。特に、模倣の意義やスキル転移の話、フィードバックの重要性は私にとって、非常に参考になりました。フィードバックは自分で環境を整えないといけないと思うので、意識していければ思っています。2025/05/21