内容説明
人生のせつなさ、ふしぎさ
生きること、生かされること。そのせつなさ、不思議さが、よみがえる……。宮城谷昌光が傘寿を迎えて自ら選んだ中国歴史小説の珠玉。
【収録作品】
桃中図
歳月
指
布衣の人
買われた宰相
侠骨記
宋門の雨(単行本・文庫未収録作品)
花の歳月
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
32
著者自薦の短編集です。全8編のうち7編が既刊で、本も持っているし、読んだこともあります。墨子を扱った「宋門の雨」だけが初めてです。こういうやり方は、CDのベストアルバムによくありますが、長年のファンだと、その一作のためにどうしても手が出てしまいます。いずれも30年くらい前の作品で、既刊の作品は久しぶりに読ませてもらいました。全体の筋の面白さというよりは、キラッとする逸話の輝きということでしょう。2025/03/06
楽
27
25年2月、第一刷。誤字∶威姫→戚姫(389頁)。図書館本。平成一桁が初出の自選短篇集。伝奇小説か官能小説かみたいな短篇もある。長篇の歴史小説では入りづらい逸話かもしれない。以下、いくつか雑感など。「歳月」唐代の李公佐『謝小娥伝』の改作。李公佐ではなく小娥から見た話として短編に仕立てる。「指」孔子の「良禽択木」(鳥は木を選べるが木は鳥を選べない、優れた人材は立派な主君を選んで仕える)の逸話に登場する大叔疾(世叔斉)を膨らませた話。「俠骨記」柯会之盟で知られる曹沬は『史記』の刺客列伝の最初に現れるが(続く)2025/08/15
オレンジ猫
7
久しぶりに中国の歴史物が読みたくて手に取りました。宮城谷さんの文章は優しいので読みやすいです。短編集でしたが、後半に収録された"俠骨記""宋門の雨'"花の歳月"が好みでした。花の歳月はとてもドラマチックで大河ドラマや映画を観てるみたいでした。ラストは目頭が熱くなりました。これを機会にまた春秋戦国時代にトリップしようかな。 宮城谷さんの本でオススメあったら教えていただきたいです。 2026/01/05
BIN
7
自選短編集ということで玉人、侠骨記、花の歳月の短編と未収録だった「宋門の雨」が含まれてます。宋門の雨は墨子の短編で、ラストは知られた内容だがそんな落ちがあったのかと楽しめました。発明家公輸子もよかった。運悪く未収録だったようだ。タイトルの桃中図はフランスの作品をヒントに書かれたもののようで、あまり読まれていない外国の作品を中国風にアレンジしたものというのも読みたいですね。忘れていたが、花の歳月は竇広国はいい男だな。2025/02/28
勝也成瀬
5
おそらく「宋門の雨」以外は読んでことがあるはずだが、忘れてるなー。「花の歳月」は良かった。著者も言っているが、どうしても長編小説がメインで短編小説はちょっと影が薄いかな。しかし、なかなかいいと思った。2025/04/21
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