内容説明
東京湾をのぞむ房総の小さな港町・金谷。フェリーが発着するこの町を舞台に、平成の約三十年間にわたって描かれる、血が繋がらないひと組の親子の成長、そして、それぞれ秘密を抱えた人々の、出会いと旅立ち――。胸にしみわたる、ノスタルジーを纏わせながら紡がれる、心温まる奇跡の物語。晴木ワールドの真骨頂。〈解説〉徳井青空
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たるき( ´ ▽ ` )ノ
35
『読んだ本2222冊』になにを読もうか悩み、なんとなくタイトルに興味を惹かれて決めたら大正解!!特に中学生のお話に共感しまくりだった。私もジブリ作品では【耳をすませば】がいちばん好き♡私は勇気がなくて告白できなかったけれど、この2人のデートに自分を重ねてキュンキュンしてしまった。どのお話も心に響き、大満足の1冊だった。また鋸山に行きたくなった♪2026/07/23
よっち
27
東京湾を横断するフェリーが発着する小さな港町・金谷を舞台に、約30年にわたって紡がれる出会いと別れ、再生する物語を描く連作短編集。愛する妻、大好きな母を失った血の繋がらない父子。挫折し故郷に戻ったバレリーナと寄り添う書道の先生。映画好きの同級生に恋した女子中学生の決心。卒業式間近に親友となった二人の男子高校生。余命宣告を受けた元妻と数十年ぶりに偶然再会した男。彼らを見守るフェリー乗り場の総合案内係、成長する大輔を絡めながら描かれる物語はとても優しくて時を経て再び巡り合った家族の結末がなかなか良かったです。2025/02/27
takaC
20
数年前に単行本を買って読んだ直後に浜金谷まで現地調査に行ったことを思い出しながら読んだ。2026/05/21
陽ちゃん
6
千葉県富津市金谷の港を舞台にした連作集。そして一話ごとに、フェリーターミナルにある食堂「春風亭」の息子大輔が成長している(第一話では5歳だった彼が第六話では31歳に!)ので、彼の成長記録にもなっていますね。題名どおり、別れのシーンが多いですが、これも最終話でそれぞれの“その後”が明らかになり、みんないい方向に向かっていることが分かって良かったです。2025/03/17
KA-NA
2
とっても面白かった。1人1人のお話がどこか懐かしく感じ、身近な人の話のように。一緒に人生を歩んでいるかのようなそんな感覚で読了した。感動が何度も押し寄せる一方で、爽やかな風を感じるあたたかい本だった。 2025/12/06
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