宝島社文庫<br> 小説家の姉と

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宝島社文庫
小説家の姉と

  • 著者名:小路幸也【著】
  • 価格 ¥860(本体¥782)
  • 宝島社(2025/03発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784299065377

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内容説明

累計100万部を突破!『東京バンドワゴン』シリーズ著者が描く、家族と友情の物語。
5歳上の姉が「小説家」になったのは、僕が中学生の頃だった。
ごく普通の家族の、ごく普通の姉弟だと思っていた自分たちに降ってわいた、思いがけない出来事。
姉は一人暮らしを始め、次第に家族から離れていったが、三年後に帰ってきたときに弟の僕にこんなお願いをする。「私のマンションで、一緒に住んでくれないかな」。
表向き、人恋しさや防犯のためという理由を受け入れ、同居を始めた僕。
しかしその裏には姉の「秘密」があると感じていた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Karl Heintz Schneider

41
手元に届いた時に初めて改装版だということがわかった。9年前の本なら当然読んでいるはずだが全然内容を思い出せない。初めて読む本のように新鮮な気持ちで読めた。この頃の小路さんの文章は、けれん味がなくて読みやすい。決して今の文章が読みにくいというわけではないけれど、何と言うか、シンプルというか飾りがないというか。思えばこの頃の文章が好きでファンになったんだよなあ。そんな懐かしい文章に出逢えてうれしかった。再読(たぶん)も悪くない。2025/05/21

坂城 弥生

33
大きな事件が起きるわけではない日常の一コマ。2025/06/28

のんちゃん

29
大学生の朗人はすでに一人暮らしをしている5歳年上の姉から同居を提案される。姉は20歳の時に小説家としてデビューしていた。そして今はそこそこに稼げる小説家となり、弟と同居をしたいとの事。防犯上の理由とからしいがそこにはなんとなく他の理由があるのでは?と朗人は考えていた、という話。久々の小路作品。小説家という設定から小路先生の真情の吐露が姉美笑を通じて述べられている気がして面白い。他にも登場人物全員の人間観察後の台詞にうなる。本当に何気ない話の中に人や日常生活の本質みたいなものを描く事が上手な作家さんだ。2025/04/06

ゴルフ72

17
5歳年上の姉が小説家になった僕が中学の頃・・・物語の始まりはこんな感じ・・・でもいたって平穏な時間の経過の中で姉と同居し始め、大学生活と姉の小説家としての編集者とのやり取りもこんなものかと考えつつ心穏やかに読み進むことになる。ラストはそうなるのかな?って思っていたが少しだけ「えッ!」ってと思いつつ、朗人と清香さん二人もそうなるんだろうなぁと思わせつつ、みんなお幸せに!2025/04/01

ベローチェのひととき

16
妻から廻って来た本。主人公は5歳上の姉が小説家となっている朗人。大学生になったタイミングで姉から同居を提案される。実家からでも通えたが、同居にはなんか理由があるのではないかと思い、同居することにする。恋人の清香、幼馴染の千葉、編集者の木本さん、橋本さんと登場人物は善人ばかりであった。最後に姉が隠していた同居の理由を明らかにするというお話し。2025/04/10

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