宝島社文庫<br> 小説家の姉と

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宝島社文庫
小説家の姉と

  • 著者名:小路幸也【著】
  • 価格 ¥860(本体¥782)
  • 宝島社(2025/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784299065377

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内容説明

累計100万部を突破!『東京バンドワゴン』シリーズ著者が描く、家族と友情の物語。
5歳上の姉が「小説家」になったのは、僕が中学生の頃だった。
ごく普通の家族の、ごく普通の姉弟だと思っていた自分たちに降ってわいた、思いがけない出来事。
姉は一人暮らしを始め、次第に家族から離れていったが、三年後に帰ってきたときに弟の僕にこんなお願いをする。「私のマンションで、一緒に住んでくれないかな」。
表向き、人恋しさや防犯のためという理由を受け入れ、同居を始めた僕。
しかしその裏には姉の「秘密」があると感じていた……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

nemuro

70
多作な作家には積極的に関わらない(キリがないので深入りしない)ことに決めていて、小路幸也もその一人。それでも<東京バンドワゴン>や<ダイ>シリーズなど既読本が13冊あって更に本棚には未読本が20冊ほど待機中で(読めば面白いだろうとの予想もできて)侮れない。そんな中、わりと最近購入の本書。巻末には「本作は2016年7月に小社より刊行した単行本を文庫化」。帯の「姉さんは何か隠しているんじゃないか…?」に多少のミステリー性も予感しながら読み始めてみた次第。特に事件が起きる訳でもないが、こんなほっこりも悪くない。2025/09/06

Karl Heintz Schneider

45
手元に届いた時に初めて改装版だということがわかった。9年前の本なら当然読んでいるはずだが全然内容を思い出せない。初めて読む本のように新鮮な気持ちで読めた。この頃の小路さんの文章は、けれん味がなくて読みやすい。決して今の文章が読みにくいというわけではないけれど、何と言うか、シンプルというか飾りがないというか。思えばこの頃の文章が好きでファンになったんだよなあ。そんな懐かしい文章に出逢えてうれしかった。再読(たぶん)も悪くない。2025/05/21

坂城 弥生

35
大きな事件が起きるわけではない日常の一コマ。2025/06/28

のんちゃん

33
大学生の朗人はすでに一人暮らしをしている5歳年上の姉から同居を提案される。姉は20歳の時に小説家としてデビューしていた。そして今はそこそこに稼げる小説家となり、弟と同居をしたいとの事。防犯上の理由とからしいがそこにはなんとなく他の理由があるのでは?と朗人は考えていた、という話。久々の小路作品。小説家という設定から小路先生の真情の吐露が姉美笑を通じて述べられている気がして面白い。他にも登場人物全員の人間観察後の台詞にうなる。本当に何気ない話の中に人や日常生活の本質みたいなものを描く事が上手な作家さんだ。2025/04/06

えりまき

23
2025(206)ほのぼの。「秘密」を持つ小説家の姉・竹内美笑さん。ボディガードとして一緒に暮らす弟・竹内朗人さん。幼なじみの千葉大貴さん。(シリーズ化になる?) 2025/08/22

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