分析化学Ⅲ

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分析化学Ⅲ

  • ISBN:9784621310915

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内容説明

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第1部「機器分析」では、無機材料・有機高分子材料・生体分子の分析において汎用される機器分析法について解説。原理および装置について解説した後、その測定例や応用例について紹介している。第2部「構造解析」では、分析対象物質の「構造」に関する情報を得るための各手法について解説。 多岐にわたる機器分析・構造解析法をできるだけ体系だった形で編集。少々とっつきにくいと言われる機器分析・構造解析法の全体像を把握することができる。実際の実験・研究の現場では、測定原理について知らないまま市販装置を使用するだけのシーンも多いが、本書では、測定原理について簡潔に、しかし最低限知るべき原理についてしっかりと把握できるように工夫した。

目次

はじめに
第1部 機器分析
1 電子分光
1.1 電子分光概説
1.2 光電子分光法
1.3 Auger電子分光(AES)
2 磁気分光分析―ESR,NMRの基礎
2.1 電子スピン共鳴(ESR)
2.2 核磁気共鳴(NMR)
3 質量分析
3.1 基本原理と装置構成
3.2 イオン化部
3.3 質量分析部
3.4 質量スペクトル
4 熱分析
4.1 熱重量測定
4.2 示差熱分析(DTA)
4.3 示差走査熱量測定
第2部 構造解析
5 光の結像理論
5.1 幾何光学
5.2 波動光学
6 光学顕微鏡
6.1 光学顕微鏡の基本構成
6.2 明視野顕微鏡
6.3 位相差顕微鏡
6.4 微分干渉顕微鏡
6.5 暗視野顕微鏡
6.6 偏光顕微鏡
6.7 蛍光顕微鏡
6.8 共焦点蛍光顕微鏡
6.9 全反射蛍光顕微鏡
7 走査プローブ顕微鏡
7.1 走査トンネル顕微鏡(STM)
7.2 原子間力顕微鏡(AFM)
8 電子顕微鏡
8.1 電子と物質との相互作用
8.2 電子顕微鏡の要素技術
8.3 透過電子顕微鏡(TEM)
8.4 走査電子顕微鏡(SEM)
8.5 まとめ
9 X線回折
9.1 X線回折からわかること
9.2 試料調製
9.3 X線回折装置
9.4 データ解析
10 中性子回折
10.1 中性子の散乱・回折
10.2 装置構成
10.3 スペクトル解析
11 磁気分光分析―NMR利用の実際
11.1 スピン-スピンカップリング・デカップリング
11.2 緩和
11.3 2次元NMR
11.4 固体NMR
11.5 スペクトル解析
12 円二色性・旋光分散分析
12.1 旋光性
12.2 比旋光度と旋光分散
12.3 円二色性
12.4 Cotton効果
12.5 光学異性体の識別
12.6 Cotton効果を利用した立体配座・配置の解析
12.7 タンパク質の構造解析
参考文献
索引

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