角川ソフィア文庫<br> 哲学入門 淡野安太郎 『哲学思想史』をテキストとして

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角川ソフィア文庫
哲学入門 淡野安太郎 『哲学思想史』をテキストとして

  • 著者名:佐藤優【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2025/02発売)
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  • ISBN:9784044008536

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内容説明

すぐ役に立つことは、すぐ役に立たなくなる。
実学でない学知こそ、時代の転換期に活きる。
哲学と神学の往還で歴史的視座をつかむ、渾身の集中講義! 著者初の哲学入門書。

哲学は「綜合的な努力」、生きていく上でのマネジメント能力である。
独創的と思うもののほとんどは、過去に鋳型があり、議論されつくしている。
哲学史を学べば、思考の鋳型を見抜く力が身につく。すると、過去の哲学史から現代社会の出来事の多くは説明できるようになる。
つまり、社会や人間を総体として捉え、対応することができるのだ。
言説の連続ではなく、その背後にある人間を見る淡野安太郎の名著『哲学思想史』をテキストに用い、
学生有志に行った4泊5日の自主ゼミ合宿の講義を編み直した、著者初の哲学入門書。
■哲学は、東洋でも西洋でも神話との連続性の中にある
■奇跡とは、今までの我々の思考のあり方、行動のあり方を変えること
■現代の心脳問題は、一つの無神論の完成

【目次】
まえがき――先哲と共に考える学知は役に立つ
一日目
 第一章 哲学とは何か――「緒言」と序章を読む
 第二章 古代哲学の世界――第一章第一節、第二節を読む
二日目
 第三章 現代につながる古代――第一章第三節、第四節 を読む 
 第四章 思想における中世的世界――第二章第五~第七節を読む
 第五章 近代文化の開花――第三章第八節、第九節を読む
三日目
 第六章 経験論の世界――第三章第十節を読む
 第七章 啓蒙主義の克服――第三章第十一節を読む
 第八章 弁証法的思考と新カント学派――第三章第十二節を読む
四日目
 第九章 唯物論と現代哲学――第三章第十三節、補章、むずびを読む 
あとがき――「正しい戦争」を支持しないために
文庫版あとがき
参考文献一覧

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

amanon

4
本書のテキストである『哲学思想史』を読んだ流れで、こちらも再度。『思想史』を読んだときは、難しいと思ったことが、本書を読むことで、かなり理解が深まった感が。また、『思想史』だけでなく、マクグラスのテキストや岩波の『哲学・思想辞典』から多くの引用を行うことで、より話が深まり、良い意味での肉付けがされているという印象。また、哲学と神学との関係、キリスト教の各派同士の関係や、それぞれの思想的系譜について改めて考えさせられることに。また、カント哲学及び、新カント派の重要性を再認識。『純粋理性批判』を読まないと。2025/03/05

SAKU

3
 一つ前に読んだ『哲学思想史』を佐藤優氏がテキストとして講義したもの。原本よりは様々な解説もあり分かりやすいが、まだまだ全体的に理解出来ていない。ほかの入門書も読んで、地道に学んでいこうと思う。2025/03/27

れいまん

2
久しぶりに必死に読んだ ニヒリズムの前には必ずロマン主義の挫折があるそれは啓蒙主義的な競争に敗れた結果そのパターンを辿りやがてニヒリズムの革命によってナチズムの土壌を作る。日本は今、ニヒリズムが溢れているから危ないのだと思った マルクス主義的な唯物論は自然をもう一度見直した訳だソクラテス以降の哲学では、関心が人間に向かいそれがずっと続いたが再び自然との代謝に向かった 前半部分は現在の左翼の雄である斎藤幸平氏に繋がると思った2025/05/21

Go Extreme

1
哲学の本質:哲学的思考 存在論 問いの本質 思考の自由 自己認識 多様な真理 学知の実用性 哲学の定義 古代思想の遺産:ソクラテス プラトン アリストテレス イデア論 弁証法 ロゴス 倫理的行動 政治理論 キリスト教と哲学:ユスティノス クレメンス アウグスティヌス トマス・アクィナス 救済論 信仰と理性 教父哲学 神学との融合 近代哲学の展開:デカルト カント 批判主義 経験論 形而上学 自然法 人間中心主義 現代的視座:啓蒙主義 批判的思考 新カント学派 唯物論 倫理的問題 対話と調和2025/03/28

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