Kラノベブックスf 奪ったのではありません、お姉様が捨てたのです

著者名：佐崎咲【著】/祀花よう子【イラスト】

講談社（2025/02発売）

• ISBN：9784065372944

内容説明

平凡な暮らしを望んでいたファルコット伯爵家の養子・ローラ。
平民の自分を迎え入れてくれた養父の遺志に報いるべく勉学に励んでいた。

だが、ある日――

妹のローラに奪われてばかりの日々はもうたくさん

そういった手紙を残し、義姉のクリスティーナは失踪した。

高い魔力から聖女となり、王太子であるレガートと婚約していた
クリスティーナの暴挙は、しかし近しい者たちには意外ではなかった。

粛々と後始末を進める中、レガート殿下の婚約者について国王・王妃と話をすることになり――

「ローラ・ファルコットよ。我が子レガートを支え、共にこの国を守っていってほしい」
「はい、もちろんです。できる限りの力を尽くさせていただきます」

「ありがとう。ではレガートの婚約者として、今後もよろしくね」

聞き間違いかな、と思ったその展開がローラの運命を変えていく――！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[史]

なんか不思議なジャンルの本。勘違いを起こしている義姉とそれの尻ぬぐいをする主人公の物語。なにかあるかと思いきやなにもないまま終わったような感覚。ザマァものっちゃそうなんだけども、一種の精神障害になってしまったようにも思えて、そこが妙な雰囲気を持っている。独自性といえはそうではあるが……。なんとも。

2025/08/06