内容説明
「明君が二人いればよかったのにね」
研究に没頭する明に対する茜の軽口を真に受けて、明は自分の複製ロボを作った。『ロボ明』はインストールされた記憶を頼りに学校へ通う役割を与えられる。しかし、明と同様に結局学校で様々な騒動を起こし……何だかんだ茜に世話して貰っていた。
「ほら、味の感想を聞かせてよ。私は『あなた』の感想が聞きたいの」
「凄いじゃん、ロボ明くん!」
茜との交流を重ねる度に「明本人と茜の関係が深まった記憶」が再生され何かを感じ始める。そして、彼は次第に「自分自身とは何なのか」「僕は何者なのか」と疑問を持ち始め──。
映画『メイクアガール』のスピンオフが登場。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芳樹
29
映画『メイクアガール』のスピンオフ作品。「明君が二人いればよかったのにね」という茜の一言に触発され、明が自分のコピーロボを作ってしまうというところから始まる物語。「明の代わり」をプログラムされていたはずのロボ明がしだいに「自分は何か」という思いに目覚めていく展開に、物語がどこへ向かっていくのかハラハラしながら見守りました。落ち着くべき所に落ち着いた感じですが、やはり「彼女」の存在が背後にありそうなのが怖い。今回はロボ明とともに茜さんも主人公的な役割で、彼女の明へのかいがいしさにキュンとなります。良作です。2025/02/26
みやしん
4
コピーロボが心を得る紆余曲折。本編→本編前世代→本編ちょっと前なる時間軸の本作なので主要登場人物の解像度は上がり面白いことは面白いんだけど、どーにもSF要素の先達類型が脳内をチラついてしまう。本作に集中すればいいものを困ったもんだ。ヒロイン大活躍だったが、友人にしてもなんで主人公にここまで惚れ込んでいるのかな?2025/04/14
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