内容説明
第一線で活躍する女性研究者28人の深掘りインタビュー。研究者としての矜持からプライベートまで。AERA.dot好評連載の書籍化。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やま
10
AERA dot.に掲載されていた時に、たまに読んでいたが、今回本になったのでまとめて読んでみた。◇とにかく、研究というものがどんなものか、その厳しさも垣間見ることができた。◇ほとんどの人が結婚して子供がいる人も多い。それだけでもものすごいパワーを使うだろうに、研究においては工夫を重ね、自分のやりたいことを見つけ、邁進している。確たるものがなくてもそのような方向に進んでいく人もいる。もともと優秀な人たちなんだろうけど、好きだから、知りたいからという意識が強い。そして、自分を崩さない。2025/03/16
kimamabito
4
みんな、すごい熱量だなぁ 私には真似できそうもない。自分のコンプレックスをちくりちくりと刺激されつつ、それでは私は何に一生懸命になれるんだろう?と考えた。さて、この本はインタビュイーが配偶者を指した言葉をそのまま使っているんだろうけど、それがさまざまに違って面白かった。苗字だったり、名前だったり、主人だったり、夫だったり。細かなところに目がいった。2025/02/08
お抹茶
3
主に女性理系研究者へのインタビューをまとめた本。世代によって苦労も異なる。「女の人には無理だよ」と言われても41歳で助手になり,科研費のグループ研究に参加できたことに感動。代数幾何をやっていると朝起きたときの自分と夜の自分の違いに気づいたという,新しいものを貪欲に吸収したという思い出。都市環境学者としてただ「緑を守りましょう」と言ってもだめで,サイエンスとしての調査・計画が必要。「こんなのは研究として認めてもらえないだろう、と思う研究テーマが新しい研究分野」。「批判を恐れて自分を偽るな」という大切な教え。2025/03/15
くろうさぎ
2
同趣向の本『研究者、生活を語る』(岩波書店)が研究者自身のセルフレポートだったのに対して、こちらは著者の高橋真理子さんによるインタビュー。その分、高橋さんの問題意識が前面に出ています。業績の紹介はわかり易いですし、突っ込んだ質問もできています。しかし、人選は功成り名遂げた大家が主なので、若い人のロールモデルになるかというと微妙です。ショウヘイ・オオタニは子供にはアピールしても、大人には「ちょっと無理」になってしまうように。連載時は一般の非研究者が読者対象だったのでしょうが、本となるとターゲットが曖昧です。2025/07/15
やん
0
図書館の新着コーナーで見かけて。とても良い本だったからかえって感想が書けず、これ以降に読んだ本ほぼ全て感想が滞ってしまっている。科学者の専門分野や業績だけでなく、家庭と仕事の両立、差別的扱いなど、肩書きでなく人間として生きている姿が描かれていて非常によかった。理系を目指す人はもちろん、多くの女性におすすめしたい。感想は20250727記入。2025/03/29
-
- 電子書籍
- 推しとの同居が尊すぎます!【タテヨミ】…
-
- 電子書籍
- 白夜疾走 ~アイスランド自転車一人旅~
-
- 電子書籍
- 一目置かれる人が使っている 背筋がスッ…
-
- 電子書籍
- 週刊アスキー 2015年 4/28号 …
-
- 電子書籍
- アニスと不機嫌な魔法使い 4 HJ文庫