内容説明
ヨーロッパの北西、イギリスの西に位置するアイルランド。高緯度にありながら暖流の影響で一年中大地が緑に覆われており、その大地の色は「Forty Shades of Green(40色のグリーン)」といわれます。それゆえ「エメラルドの島」とも呼ばれ、ナショナル・カラーはもちろん緑です。
本書では、ケルト暦に則って1年を「インボルク」「ベルティナ」「ルーナサ」「サウィン」と4つに分け、緑の島の季節の移ろいと、そこに暮らす人たちの日々の営みの風景を綴りました。211のトピックを通して、アイルランドの自然と動植物、ケルトの行事や風習などを存分に堪能していただけます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kibita
17
一年をケルト暦に合わせて四つに区切った211の写真付きコラム。一日数ページ読むのを楽しむ。日本人は比較的ケルト文化や音楽に親和性を感じる人が多いと思う。でも日本人よりずっと成熟した落ち着いた人々・国の印象。キリスト教が入ってきて、一神教だから神々が妖精になったそう。ハリエニシダやヒースの花、指輪物語の中つ国やナルニア、ルークが隠遁していた水の惑星オク=トーがあるアイルランド。一度は訪ねてみたい。2025/09/16
Eri
8
とても良かった! 著者自身が撮った写真のせいか、暮らしがそのまま伝わってくる感じ。 地震も台風もなくて(冬のストームはあるみたいだけど)緯度の割に寒くなくて暮らしやすそう。訪れてみたいな。 ラフカディオ・ハーンもアイルランドの出身なのですね!2025/10/23
ろべると
6
アイルランドには行ったことはないが、緑が多くケルトの文化が残り、あとはギネスとフィドルとアラン島などのイメージ。かつては大量の移民を出した貧しい国だったが、今や国民1人当たりのGDPは世界2位を誇り、平均年齢は日本より10歳も若いそうだ。そうしたアイルランドの色々を211の写真付きコラムで綴る。こうした体裁の本は多々あり、中身も玉石混淆だと思うが、本書はいろいろと目配りも効いており、短時間での読了となった。このようにこじんまりとはしていても、個人も社会も健全に成長している国に見習うべきことは多いのでは。2025/06/22
tow
5
どうもケルトにご縁があるらしく、目につくと読んでしまう。ケルト十字架のかわいさと言ったら。2025/03/30
お抹茶
4
イグサや麦藁で編まれた家内安全や火除けのブリジッズ・クロスはどこか日本と通じる。国花・シャムロックは小指の先ほどの小ささで,妖精の国らしく妖精のサイズ。ミツバチ・フレンドリーな国で,道路や公園の隅の叢を放置し,ミツバチを呼び込む。ソフトクリームは濃厚で絶品。農村のパブでは人々が伝統音楽を奏で,旋律は「古代遺跡に見る一筆書きのうずまき模様のよう」。真冬でも平均気温は5℃前後で平地にはめったに雪が積もらない。牧草地は冬枯れせず,Emerald Isleというニックネーム通りの緑の大地の色がナショナル・カラー。2025/06/20
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