失敗できる組織

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失敗できる組織

  • ISBN:9784152104090

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内容説明

失敗は成功の反対だとみなされがちだが、生産性の高いチームでは果たしてそうであろうか。「心理的安全性」研究の第一人者である著者が、失敗を類型化し、失敗を通じて生産性を向上させるためのフレームワークを提言。
ベストセラー『恐れのない組織』の著者が、イノベーションが生まれる組織の姿を描く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

HideTanaka

8
「失敗から学べ」とは、言うのは簡単でも、実際には難しいもの。ただの失敗、してはいけない失敗、良い失敗は、どうして違いが生まれるのでしょうか。エドモンドソン先生はこの本で、失敗のパターンと特徴を示してくださいます。<失敗の特性>×<失敗のコンテクスト>のクロスで考えることができ、複数の要因が重なってくる<複雑な失敗>である場合に重篤な結果になることが多いです。「私は複雑な組織における防ぐことができるはずの失敗を理解することに研究者人生を捧げてきた」。さらっと出てくるこの一文は格好良すぎますね。流石の一冊。2025/09/13

小泉岳人

4
”失敗から学ぶのは言うほど簡単ではない。それでも上手に学ぶ方法を身につけることはできる。” 心理的安全性で有名なエイミー・エドモンドソンの失敗について語った本。たくさんの事例が乗っています。2025/09/23

kentake

2
心理的安全性が確保された組織でも、失敗に対して上手く対処できないと、組織としての成長は得られない。 失敗から正しく学ぶためには、人間は間違える生き物であり多くの失敗を犯す、という点を認識するとともに、人間の失敗に対する認識には、多くの心理的バイアスがかかる可能性が高いという点について、正しく理解しておく必要がある。そのためには、私たちを取り巻くシステムを理解し、システム思考で世界を捉える必要がある。 本書を読むと、普段我々が失敗に対する対策として取っている対策には、「弥縫策」が溢れていることがよくわかる。2025/09/03

Shori

2
提言はシンプルながら、ハードル高い。失敗をまず認めること。基本的失敗なのか、複雑な失敗なのか。仕事のミスは大概複雑なので、自己、状況、システム認識に分けて考える。進歩に欠かせない「賢い失敗」に必須の態度。様々な事例が豊富に語られるが、組織としてはやはり、仕組み化されていること(スリーエムやGoogle)、責任者が自ら言動で示すことが重要。2025/07/19

Humbaba

2
新しいことに挑戦すれば、失敗する可能性はある。失敗が嫌であれば今やっていることを延々と繰り返すことが有効な手段ではあるが、それでは成長は得られないしいずれは頭打ちになってしまう。だからこそ挑戦する必要があるが、どれだけ挑戦できるのというのは、所属している組織をどれだけ信じているかにかかっている。自分が組織のことを信用していて失敗が許容されると考えているからこそ挑戦でき、そして伸びていくことができる。2025/07/13

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