内容説明
大人気「ウソみたいな◯◯の話を大学の先生が解説してみました。」シリーズ第3弾!
今回のテーマは「動物」。一口に動物といっても身近なものから普段は触れ合えないものまでさまざま。
彼らの生態、機能、進化など驚きの事実を鳥取大学の学長となった名物教授が解説!
本書を読めば動物たちを見る目が変わります!
目次
1章 動物たちの不思議な生態
2章 環境に適応する驚きの身体機能
3章 生き物たちの生存戦略
4章 意外と知らない身近な動物の謎
5章 いろいろあります……複雑な親子関係
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
JADE
15
図書館の新刊コーナーで手にした本。動物の行動について、最先端の研究を、かみ砕いて解説してくれてる。哺乳類だけでなく、鳥、魚、虫まで、コミュニケーション、環境への適応、子孫の残し方まで、へぇそうだったんかいと興味深く読んだ。遺伝子に結びつけた話は、ちょっと難しく感じたけれど、これだけ多様な生物を、何億年もの時間のなかで育んできた地球って星のすごさを、あらためて感じた。2025/04/06
Go Extreme
2
不思議な行動:道具使用 擬死 擬態 トキソプラズマ 行動進化 超音波 捕食回避 擬態戦略 攪乱行動 環境適応と進化:紫外線視覚 酸素不足適応 無酸素生存 感覚機能進化 痛覚喪失 体温調節 欠如機能 地下生活適応 学習と認知:行動学習 試行錯誤 視覚適応 認知能力 自己認識 記憶形成 知覚進化 無意識決定 繁殖戦略:体外受精 体内受精 有胎盤類 有袋類 育児嚢 育児行動 親の投資 繁殖戦略 社会的育児 親子コミュニケーション 社会性:群れ行動 社会的絆 協力行動 共生関係 資源競争 兄弟間競争 協調と対立2025/03/27
國信隆之介
1
だいぶ最新の研究の話が多くて、知らないことが多かったです。 個人的には著者が自分のことをホモ・サピエンスと呼んでいるところに好感を持てました。笑2025/04/27
マッメ
0
今までたくさんの動物における研究の話を読んできたが、それでもまだ知らないことがたくさんあるなぁと思わせるようなワクワクする話がたくさん詰め込まれていた。「環境に適応する驚きの身体機能」「生き物たちの生存戦略」が特にお気に入りで、コウモリの話が面白かった。コウモリと蛾の軍拡競争のような進化については、コウモリの超音波を利用した補食から逃れるための超音波撹乱、超音波返しなどのさまざまな業を駆使していると知ってワクワクした。著者が終始人間をホモサピエンスと呼んでいるのがすごく好印象だった。とても面白かった。2025/04/29