内容説明
歴史小説の第一人者が描く、明治男の一代記。関東大震災、二二六事件、満州国。激動の時代を背景にした傑作大河小説、第一部、開幕!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
153
伊東 潤は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 本書は、満州国の歴史小説かと思いきや、明治末~大正~昭和~平成 大河浪漫歴史エンタティメントの第一部でした。第二部執筆開始、全何部作にになるか判りませんが、全巻完読予定です。 https://www.chuko.co.jp/special/yumetoro/2025/04/11
パトラッシュ
138
義理と慣習と貧困に縛られた戦前の日本では、多くの人が自分で生き方を選択できなかった。実母がそんな人生を強要されたと知り、苦労しても逞しく生きてやると決意した坂田留吉の人生物語は、いかにも伊東潤作品の主人公だ。安心安定など最初から求めず、新天地の満州で成長していくドラマは激動の時代を象徴している。中原中也を知って文学に開眼し、石原莞爾に認められて油田開発に従事し、横井英樹と一緒に事業をするにまでなるのだから。愛した女が死ぬなど困難も相次ぐが決して前進をやめない留吉の情熱に引きずられ、一気に読まされてしまう。2025/02/23
のぶ
72
読みやすくて面白かった。明治から大正昭和と生きた坂田留吉を主人公に、満州国建国の時代を背景にして、目まぐるしく変化する時代を生きた人間の波乱万丈に満ちた物語。満州の実態が描かれているのはもちろんだが、国内の不穏な状況も具体的で、興味深く読んだ。新聞社に勤務した留吉が、何度も満州と日本を行き来して、石原莞爾ら実在の人物との絡みには引き込まれた。本編で描かれているのは、太平洋戦争が開戦されたところまで。まだ続きがあるようなので、この先の留吉の活躍を期待をもって待ちたい。2025/01/26
hirokun
43
★3 伊東潤さんは歴史小説を中心に読んでいるが、今回の作品は帯にもあるように大河小説とでもいうべきものか?今後作品は継続していくのだろうが、一作目はあまり大きな盛り上がりを感じることもなく淡々と語られている印象。二作目以降の盛り上がりを期待!!2025/01/22
イケメンつんちゃ
35
天地震撼 ロサンゼルスドジャース シンシナティレッズ 首が回らない扇風機と 痛くて首が回らない私 ふたりで見ていたら 画面が変わってしまいました 津波に少し怯える 高い所に行きましょう 伊東潤先生四冊目 380ページは押し寄せる 五木寛之先生の 「戒厳令の夜」 少し風情を感じながら サクサク読めました ザクザクガンダム ドムドムバーガー 明治・大正・昭和 激動の時代 大河は流される 続きは 平成・令和・筑波 時代は進んで行く オモロー 名古屋っ子は 恐らく食べているのか 僕は30年間食べていない きしめん2025/07/30
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