米中戦争を阻止せよ - トランプの参謀たちの暗闘

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米中戦争を阻止せよ - トランプの参謀たちの暗闘

  • 著者名:村野将
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2025/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569858463

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内容説明

■大統領の陰で動くエキスパートたち 第2期トランプ政権は、2025年からの4年間で何をするつもりなのか。同政権で国防次官を務めるエルブリッジ・A・コルビーなど“トランプの参謀たち”がめざすのは、「台湾有事の阻止」だ。日米は、台湾有事における限定核戦争や世界同時紛争リスクに備えねばならない。米国防戦略の最前線を走る識者だけが知る「戦争のシナリオ」と日本が取るべき安保政策について、米ハドソン研究所の俊英が語り尽くす。 【本書の要点】●日本にとってウクライナ戦争の最悪のシナリオは、米国が欧州で戦力を消耗し、アジアが手薄になること ●米国は対ロシアよりも対中国で核使用を迫られる可能性が高い ●台湾有事において在日米軍基地は最重要拠点、中国による核の威嚇は日本に向けられる ●中国の台湾侵攻は日米の多大な犠牲なしには阻止できない ●日本はGDP比3%水準の防衛費をめざすべき 【目次】●第1章:世界同時紛争リスクに備えよ ●第2章:台湾有事における限定核戦争リスク ●第3章:米中露「核三極体制」の時代 アンドリュー・クレピネビッチ(歴代国防長官顧問)×村野将 ●第4章:世界が見習うべき日本の国防 H・R・マクマスター(元大統領補佐官)×村野将 ●第5章:トランプ政権は中国と「戦う」のか エルブリッジ・A・コルビー(第2期トランプ政権国防次官)×村野将 ●第6章:台湾有事、最も危険なシナリオ マイケル・ベックリー(『デンジャー・ゾーン』著者)×村野将 ●終章:日本の安全保障政策をアップデートせよ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

kk

20
米中対峙の戦略的な状況を俯瞰した上で、我が国の防衛体制・態勢や同盟政策に関する不備等を指摘し、また同様のコンテクストの中で現今の米国核戦略・態勢に係る課題等に警鐘を鳴らすもの。ご説は確かに理のあることと思われますが、問題のよって来るところへの考察が欠落しているようにも見受けられ、提唱されているソリューションの実現可能性などについては大いに議論がありそうです。2025/03/16

TS10

14
米国が直面し得る二正面戦争と核兵器使用のリスクについての解説、米国有識者との対談、日本の安全保障政策への提言から成る。中国が中距離ミサイル戦力を大幅に増強したことに対応して、台湾占領を阻止するにあたって、本州へのスタンドオフミサイル配備や、場合によっては核戦力の使用が求められてきていることが読み取れた。米国のミサイル生産能力とその備蓄が根本的に不足していることも随所に伺え、中々衝撃的だった。産業政策も含めた安全保障政策の整備が急務である。2025/08/31

金吾庄左ェ門

5
台湾をめぐる米中対立で、双方が核を使用する可能性に言及しており、かつ宇露戦争で中国が実質的にロシア支援を他国にさせて、自国の力を温存しているという指摘が米中対立をより現実的な事だと感じさせてくれます。アメリカ要人との対談も、相手がアメリカ目線だけでなく日本の視点でどうあるべきかを答えてくれているのも良かったと思います。アメリカの原子力潜水艦や戦略爆撃機頼みな一面もありますが、日本独自でも対空用や敵地攻撃用の長距離ミサイルの開発と配備は急務です。2025/02/21

khohex

4
おっしゃることはごもっともだと思うけど、今の政治状況と国民意識でどうやってその提言を実現すればいいのだろうか、という疑問は残る。まあ戦略屋さんの提言なので、どうやって実現するのかは政治家(もっと言えば国民)が考えよということなのかもしれない。あるべき論としてはとても的を射てると思うし、各対談もおもしろくて参考になる。ちなみに副題みたいなことは一切書いてないです(謎)2025/06/20

みんな本や雑誌が大好き!?

4
著者は岡崎久彦氏の薫陶を受けた方で、いまは共和党系のシンクタンク「ハドソン研究所」の上席研究員。 ご自身の分析に加え、共和党系の軍事専門家であるアンドリュー・クレピネビッチ、H・R・マクマスター、エルブリッジ・A・コルビー、マイケル・ベックリーとの対談も収録されています。様々なシナリオや机上演習の中で、中国はおおむね台湾制圧ができないという結果もあるのですが、村野さんによると「そのなかで唯一制圧に成功したシナリオの前提状況は『日本が米国に対して、在日米軍基地の使用を認めない』というものであった」そうです。2025/05/15

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