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内容説明
教養は、すぐには役に立たない「最強の武器」。生きるとは何なのか、人生とは何なのか――。若い頃には少しも思いを致さなかったこうした問いに、年を重ねてきたからこそ我がこととして向き合うことができるのです。忙しく過ぎてあっという間に迎える50歳という節目は、誰にとってもこれからの身の振り方を改めて考えざるを得ない時期。「子供が自立するまでは、とがむしゃらに走ってきたけれど、いったい自分の人生はなんだったんだろうか」「残りの人生で、いったい何ができるのか」「いつまで働かなければならないのか」「このままでいいのか」……これまでの経験や知識を教養に昇華させるためのヒントが詰まった一冊。 ●知識の点在と「知っている」は別 ●まずは書店で棚を眺める ●エピソードから入り、学びを「自分ごと」にする ●教養とは、人間を知ることにつながる ●哲学がトラブル解決に役立つ ●何もしないでいると、さらに衰えてしまう! 《本書の構成》●第1章 教養をあきらめない ●第2章 教養格差が社会問題を引き起こす ●第3章 生きるための教養 ●第4章 宗教・古典こそ教養の源 ●第5章 人生の転機は教養と学びで乗り越える ●第6章 「自分のために学ぶ」ことがなぜ大切なのか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
竹本明
60
人間としての教養の幅を広げたい。そう思い、本屋でふと手にした1冊。教養を身に付けるには、やはり主体性が必要。自分から進んで知ろうとする姿勢、身に付けようとする姿勢が必要となる。そもそも「教養」とは知識の運用力。身に付けた知識を線で結び、それが面となり、立体になってくること。すると「教養」に変化する。技術や社会がすごいスピードで変化していく時代では、現代社会の間を見つける手助けが必要だとも。「ググって」簡単に調べることができる現在、早くて簡単ではあるが、頭に残りにくい!とも。主体性を大切に日々を過ごしたい。2025/02/23
33 kouch
47
好奇心と行動力がないと老けてゆく。逆にそれがあると、益々周囲との関わりが増えて生き生きしてくる。池上さんの人生が、必ずしも陽の当たるど真ん中を歩いてきたわけでなく、紆余曲折の中で今のあの姿があることが理解できた。他のシリーズと重複もあるが、池上さんの人生にスポットが当たっている分、興味深く読めた。作中の「悪魔の辞典」はすぐ購入した。こういう皮肉こそ教養がないと出来ない。誰も傷つけないユーモアは周囲を痛快にさせる。学びたい。2025/10/27
森林・米・畑
40
池上さんの本は分かりやすいので良い。これからの学びの参考になります。知識欲があるうちにどんどん興味の範囲を広げて行こうと強く後押しされました。2025/03/24
ぴえろ
35
池上さんのキャリア・経験を踏まえた「教養の身につけ方」のヒント本(具体的な方法が示されている本では無いので注意)。なかなか普通の人には実行できないよね、と言い訳して止めてしまったらそれまで。好奇心が若さを保つ秘訣。池上さんの著書はいつも背中を強く押してくれます。2025/08/17
ぐっち
26
池上さんならではの学び方。50歳でなくても若くても、もっと年上でもいい気がする。本は呼びかけてくるよね。2025/12/15




