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内容説明
明治期、真宗大谷派(東本願寺)の一僧侶としてその半生を生きた清沢満之。40歳を待たずに病没したが、日本の哲学界に深い影響を与えた思想家でもある。しかしこれまで彼についてなされてきた理解は妥当なものであったのだろうか――。本書は、生い立ちや時代的背景を踏まえ、「教」「行」「信」「証」という4つの観点から清沢の宗教哲学の根幹に迫る。厳密なテキスト読解によって定説を覆し、清沢の全体像と思想的意義を鮮やかに呈示した著者渾身の書。
目次
はじめに/序論 満之の生涯/I 幼少年期/II 東本願寺の改革/III 時代の新風/IV 真宗の僧侶として/本論 清沢満之の「教行信証」/第一章 「宗教」の根本原理/I 「宗教」をめぐる「哲学」/II 自力門の宗教と他力門の宗教/III 因果の道理/IV 「静的説明」から「動的説明」へ/第二章 「行」の位置づけ/I 善心の涵養/II 「難行道」と「易行道」/III 「願」と「行」の関係/IV 念仏の効用/第三章 「信」と「知」の関係/I 学知から信仰へ/II 「正信」とは何か/III 理相と事相の相関/IV 「方便」と「回向」/第四章 「証」とはどういうことか/I 「往生」の諸相/II 「宗教」と「倫理」の関係/III 倫理以上の根拠/IV 自由行動の喜楽/補論 「精神主義」が抱える諸問題/I 没後数年間の清沢評/II 第一次「復権」の機運/III 第二次「復権」の機運/IV 文言の書き換え/V 清沢満之の「復権」に向けて/注/あとがき
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