内容説明
福岡で弁護士事務所を開業する一坊寺陽子のもとに同期の弁護士・桐生晴仁から2つの依頼がくる。ひとつは少女による実父殺しの弁護で、もうひとつは桐生自身にかけられた懲戒請求の請求人捜しだった。独身の陽子は桐生に淡い思いを抱きながらも、ふたつの事件を調べていくと、思わぬ真実が見えてくる。過去と現在、「ふたつの親殺し」があぶり出した衝撃の結末とは!? 現役弁護士作家によるリーガルサスペンスの傑作、待望の文庫化!
※本作品は2022年2月に刊行された単行本『正義の段階 ヤメ検弁護士・一坊寺陽子』を文庫化に際し改題し、加筆修正をしたものです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akiᵕ̈
22
福岡出身で現役弁護士でもある著者が、福岡を舞台に、ヤメ検となった一坊寺陽子を中心とし、同期の弁護士でもある桐生晴仁からの依頼を受けた事から思いもよらなかった壮大な事件の真相に迫っていく。読み進めていくほどに人物相関が複雑に絡み合っていき、最後の最後に真相の爆弾がドカンと落とされた感じ。プロローグでの兄弟の事がずっと引っ掛かっていたけど、これが最後の最後までキモとなっている。頭の良い人たちの駆け引き、頭脳戦も面白く、リーダビリティもあり楽しめた作品。2025/05/17
yuui
11
55頁の母は私の部屋に行き、戻ってくると、死んでるといいました。ここでピンとくるよね!あっ、これ母親が殺したなって!俺の目は誤魔化せねーぜ😎 これはある意味双子の物語やったよね! 結局桐生に振り回されたお話でしたね! 史郎の弁護をしたかどうか気になったよね🤭 うん、面白かったです🤗2025/06/24
りょう
4
ヤメ検弁護士のところに、同期の弁護士から2件の依頼がある。そこからあれこれスタートして調べていくのだが、最後の最後に、さらにどんでん返しがあり、そこまで、考えなかったなぁという複雑な犯人探しになってます。2025/05/03
ayu
2
ヤメ検弁護士が同期の検事からの依頼を受けたことから始まるミステリ。相続や後見人制度などの法的知識も交えつつ引き込まれて一気読み。勉強になる知識が散りばめられつつ、ラストのどんでん返しに清々しいまでにしてやられて面白かった2025/03/07
古山 雅一
1
面白い結末やったわあ。一坊寺陽子は天海祐希やわ。2025/04/01
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