双葉文庫<br> 鑑定人 氏家京太郎

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双葉文庫
鑑定人 氏家京太郎

  • 著者名:中山七里【著】
  • 価格 ¥803(本体¥730)
  • 双葉社(2025/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575528237

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内容説明

民間の科学捜査鑑定所で所長を務める氏家京太郎。彼のもとに舞い込んだのは、世間を騒がす連続殺人事件の鑑定依頼だった。女子大生三人が殺害され子宮を抜き取られるという猟奇的な事件だが、容疑者の那智は二人への殺人は認め、もう一人への犯行は否認している。那智が三人を殺害したとする検察の鑑定結果に違和感を抱く氏家は再鑑定を試みる。しかし、何者かの妨害が相次いで起きて――。驚愕の結末が待ち受ける、圧巻の鑑定サスペンス! 
解説:西上心太

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kazuko Ohta

51
中山七里シリーズオールスターキャストと言うほどではないにせよ、他シリーズの主役陣がカメオ出演以上にバッチリ出てきて仕事をする様子が見られます。DNA型鑑定が導入された頃、それが如何に盲信されていたか、そのせいで冤罪が生まれたことは『殺人犯はそこにいる』を読んだときに知って衝撃を受けました。本作と併せて再読したい。柔和そうな氏家さんだけど、あれほどクセの強い面々とやりあえるのだから決して普通ではない。光崎先生の屈託のない笑顔は私も見たいなぁ。ついでにアマゾネスの女らしい面も。って言うとセクハラになりますか。2025/03/18

ワレモコウ

44
新たなキャラシリーズ。3人の女性を惨殺した犯人の「3人目は殺してない」の言葉を証明すべく、科捜研を辞めて民間の鑑定所を立ち上げた氏家が奮闘する。序盤は、少し説明が長すぎる気がしたが、途中から引き込まれる。中山ワールド炸裂で、「逃亡刑事」のアマゾネス高頭警部や、「ヒポクラテス」シリーズの法医学者・光崎教授などが登場。また、名前こそ出ていないが、御子柴弁護士も話に出てくる。シリーズは続くようなので、また楽しみができた。2025/06/24

41
七里さんのお作の既存作品の主要キャラが出てきて「クスリ」。 彼の脳内では全てのシリーズが一つの世界なんだろうな(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠) 元科捜研から独立した氏家さん、ヤメ検の吉田弁護士。ある意味アウトローな彼らの続編待ってます♪2025/02/17

金吾

31
○プロ意識をもって淡々と物事を片付けていく氏家鑑定人の活躍が面白いです。冤罪よりも組織防衛というのはあり得る話であり、やるせなさを感じます。2025/03/01

ま~くん

30
20代の女性3人が立て続けに死姦され子宮も切除された惨殺体で発見される。容疑者は残された体液等の動かぬ証拠から程なく医大生が逮捕された。だが最初の2人については犯行を自供するも3人目は自分ではないと否認する。鑑定人氏家は科捜研の証拠保全、手続等に違和感を感じていた。DNA完全一致という現代科学が突きつける事実にどう立ち向かうのか。検事と弁護士、鑑定人同士の対抗心剥き出しのやりとりは辟易させられる。男同士の嫉妬、憎悪が真実を捻じ曲げてしまう危うさ。裁判を司るのは人です。光崎教授、高頭刑事も登場。ニヤついた。2025/02/25

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