内容説明
責め縄、狂い縄―――
伝統を継ぐ過酷な縛りで
世界的に熱烈な支持を得る
緊縛師・奈加あきらの半生と
命懸けで究極の愛を魅せる
美しき女たちの姿を
団鬼六賞作家・花房観音が描く
【「序章」より】
縛る男、ときには縛る女、そして縛られる女、縛られる男がいる。
理解できないと、目を背ける人もいるだろう。
痛みを与えて何が楽しいんだと非難する人たちも。
けれど、確実に、この広く豊かな世界には、「縄」を必要とする人たちが存在しているのだ。
なぜ、縛るのか。
なぜ、縛られるのか。
縛り、縛られた、その先にあるものは、何なのか。
緊縛師・奈加あきら。
女を縛ることを生業としている、ひとりの男。
彼はどのような人生を辿ってきたのだろう。
彼を通じて、「縄」の世界に、潜っていく。
【カラーグラビア16ページ掲載】
モデル=紫月いろは/友田真希/翡翠/あかね
【目次】
序章
第一章 生誕
第二章 アダルトの世界へ
第三章 緊縛師・男優
第四章 病
第五章 性と美
第六章 縛られたい人たち
終章 彼の岸と此の岸の狭間で
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スリカータ
7
まず、装丁に凝った仕掛けがある。帯を捲り、表紙カバーを捲る。それは衣服を剥ぎ取る行為にも似て、その先には緊縛の春画。背表紙も麻縄を想わせる剥き出しの紅い糸。冒頭に写真多数。引き返せない入口に立つ緊張感。奈加あきら氏や緊縛師という職業界隈を全く知らずに読み始めたが、気になる事柄の先に解説がある運びで、すいすい読める。縛りとは絞りとも似て、心に容積があるとするならば圧迫されて吹き出し、解放され、緊縛でしか得られない解放があるのだろうか。兎に角、驚きの連続で、異世界を味わえる一冊。本書は海を越えて行くだろう。2025/03/04
ニコラス@ケンジ
2
こんな世界が と思わされる 粘膜を使わない性行為 女の社会的役割を 解放する行為 何が正しいか分からんけど そこに救いを見出す人もいるんやなという2025/04/05
triple_port
0
緊縛は耽美なエロと思うが、背徳感という絶妙なスパイスが必須ね。2025/08/20
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