内容説明
本書は同シリーズ基礎編の続編として書かれたスピントロニクスの応用編である。物性物理学とエレクトロニクスの諸分野を取り込みながら急速に発展してきたスピントロニクスを理系大学の一般教養程度の知識で読み解くことができるように書かれた入門書である。専門用語が多く他の分野からは分かりにくいと思われがちなスピントロニクスを基礎から順を追って分かりやすく解説している。
目次
第1章 スピンの発見からスピントロニクスまで
第2章 スピントロニクスの実験技術
第3章 スピントロニクス物質・素子の磁気構造
第4章 スピントロニクス素子とデバイス物理
第5章 スピントロニクスの応用
第6章 スピントロニクスの展開
付録A:基本的事項に関する説明
付録B:本書で用いる略語の表
付録C:基礎物理定数
付録D:本書で用いている変数の抜粋
付録E:周期律表