BAUをめぐる冒険

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BAUをめぐる冒険

  • 著者名:坂口恭平/石塚元太良
  • 価格 ¥2,640(本体¥2,400)
  • 左右社(2025/02発売)
  • ポイント 24pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784865284478

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内容説明

「僕はずっと建築家として生きている」
他人の家を建てるのではなく、生活の喜びを与える芸術、自分が生きるための空間をつくりだしてきた。
建てない建築家、坂口恭平の原点にして初の建築探訪記。

インド、ヨーロッパ、アメリカ。6ヶ国の旅、14組の建築家。
◆「問い」を生み出すことでナチスに抵抗したバウハウス
◆ガウディの影に隠れながら、バルセロナの街に生涯を捧げた建築家ジュゼップ・マリア・ジュジョール
◆フンダートヴァッサーの「生きのびるための技術」
◆不遇の時代を乗り越えて創作を続けたフランク・ロイド・ライト
◆周辺の環境や家具までも取り込んだ生活空間を考えた、ロサンゼルスのモダニズム運動
◆個人の独創の産物「石の家」
◆実験か、道楽か。フィリップ・ジョンソンとグラスハウス
◆公害で退廃した街を建築によって再生したフランク・O・ゲーリー
◆穏やかな暮らしに希望を見出したル・コルビュジエの晩年 ほか


 書名にもなっている「BAU」とはもちろんドイツで生まれた世界初のモダンデザインの学校「BAUHAUS(バウハウス)」から借りたのですが、BAUのドイツ語の意味は辞書によると「家、建築、構造、動物の巣穴、ねぐら」とあります。僕はそれこそ自分なりのBAU=巣穴、ねぐらを表そうとしていると考えるとしっくりきます。小学生の頃、僕がつくったのは自分のためのBAU(巣穴)だったのですね。
 家を建てるだけでなく、そこで暮らす人が使う物、生活に喜びを与える芸術、それこそ死にたいということを口にできる安心まで自作するような建築家。
 僕はそんな建築家として生きているつもりです。
(「はじめに」より)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あい

6
BAUはドイツ語で家、建築、動物の巣穴という意味だそう。坂口さんは、自分で家具を作ったり、絵を描いて飾って巣穴を作っているという表現をしていた。なんか生き物っぽくていい表現だなぁと思った。いろんな建築が紹介されていた中で、1番印象的だったのは、グラスハウスだった。敷地内にある他の建築も実際に行って見てみたい。坂口さんが書いた文章とイラストが建築の写真と合っていて、とても良かった。2025/02/02

あきこ

2
坂口さんが気になる有名建築を訪れたもの。以前読んだ坂口さんの本とは文章の印象も違うが、建築好きにはたまらない内容だった。バウハウスに始まりコルビュジエに終わる、という贅沢な内容だ。読んでいるともっと写真が欲しくなり、設計平面図が欲しくなったりと気持ちが上がってくる。時々出てくる旅の食事も興味深い。自分の目で見たくなってくる一冊だった。2025/05/21

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