内容説明
3メートル離れてください!
愛しさあふれる“タッチレス”ラブストーリー
存在そのものが超危険!?
人を寄せ付けない物理学者の、ただならぬ受難とは。
「アヴェ・マリアを弾いてください。僕への挽歌として」
ピアニストの鈴木尚美は、毎週ショッピングモールでの演奏を聴きにくる、変な帽子の男が気になって仕方がない。
接近を試みた尚美はしかし、男からいきなり「3メートル下がって!」と怒鳴られてしまう。しかも、物理学者だという松崎仁は、自分の頭にある強力な磁場が人類にとって危険なため、死ぬしかないと言い出した。
虚を突く告白に困惑する尚美だが、唯一のファンを失うわけにはいかないと、松崎の寿命の引き延ばしにかかる。
尚美は松崎独自の謎ルールに振り回されるが、しだいに学者の奥底にある心がみえてきて……不器用で生真面目な恋の行方は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たま
84
著者のマーニーさんは日本語を勉強したアメリカ人、この本は翻訳ではなく日本語で書かれた。阪急西宮ガーデンズと言う私には馴染みの場所で始まっているので興味を惹かれて読んだが面白かった。人間関係に不器用な物理学者と段取り・交渉力抜群のピアニスト。恋愛と言うよりは、飛び回る電子とか離れたり近づいたりする音符のよう。最後はロマンティック。その明るさ軽やかさにカール・ハイアセンの小説を思う。2026/02/14
rosetta
25
★★★☆☆ペンネームをマーニー・ジョレンビーからマーニーに変えたので読メで検索してもこの本しか出てこないが『こんばんは、太陽の塔』の人だった。あれは酷かったなぁ。読者をも鬱に巻き込むグジグジした話だった。それに比べればこれはマシだけど、それでも単に普通。日本語ネイティブではないアメリカの女性が全部自分で日本語で書いたという事だけが価値。コンサートピアニストを目指しショッピングモールでピアノを弾く主人公は毎週来る鳥打ち帽の男が気になる。彼は磁性腫瘍を患う物理学者だった。3メートルルールに阻まれながらの交流2025/03/25
to boy
20
ショッピングモールで演奏するピアニスト。唯一ファンになってくれたのが実験物理学者。ところが彼は脳に異常があって3m以上離れていないと危険だといって会話はスマホ、ドライブも別々の車。二人の関係がどう進展していくのか興味をもって読めました。細かいところで突っ込みどころはたくさんあるが、そんな細かいことは気にせず楽しめました。2025/04/03
マカロニ マカロン
18
個人の感想です:B+。年末の大掃除をやりながらaudibleで聴いた。大掃除とaudibleは相性抜群!最高のピア二ズムを持ちながら、心に響く演奏といえず、コンサートピアニストになれず、大阪で会社勤務する鈴木尚美。アルバイトでモールでのピアノ演奏をしていると、毎週必ず聴きに来る鳥打ち帽を被った風采の上がらない男がいた。その男は松崎という天才的な物理学者だったが、へんな拘りがあって近くに寄って話をすることができない。ピアニストと物理学者の二人とも仕事の能力は抜群だが、一筋縄でいかないこじれた関係を結んでいく2025/12/30
ふじ
7
登録数50もいかなくて、感想も5件しかない小説だけど 面白かった。 ピアニストとファン⁉︎ いつしか奇妙な関係が生まれ 気になりつつも3メートルルールや発言と行動の合致性 などいろいろな難問に、2人の成り行きを実験の成功を願うようにハラハラドキドキしながら楽しめた。 みんなの手にとまり、読んでもらえたなら、本屋大賞にもノミネートされる作品にもなり得る心温まる物語。2025/04/29




