物流で世界史を読み解く - 交易、移民問題から食文化の革新まで

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物流で世界史を読み解く - 交易、移民問題から食文化の革新まで

  • 著者名:玉木俊明
  • 価格 ¥789(本体¥718)
  • PHP研究所(2025/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569904689

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内容説明

これまで、多くの世界史本が出版されていますが、本書は「物流」を軸の中心とし、各国がどのようにして栄枯盛衰を繰り返してきたかを読み解くことができます。2024年から日本が抱えている、「物流問題」にも通ずるヒントが多く、本書を読めば日本はこれからどのようにして問題解決をしていかなければならないか、過去の歴史から学ぶことができるでしょう。 〈一例〉物流の多さは国や人類の豊かさにつながる 国境なき民が世界の貿易を動かしてきた 物流の歴史は生活水準が上昇した歴史 物流によって国力を得た国、衰退した国がある 輸送技術の革新が物流に変化をもたらす 〈目次〉第一章 フェニキア人はなぜ地中海貿易で繁栄したのか 第二章 なぜ、東アジアはヨーロッパに先駆けて経済発展したのか 第三章 イスラーム王朝はいかにして国力を蓄積したのか 第四章 ヴァイキングからハンザ商人、そしてオランダ商人へ 第五章 なぜ中国は朝貢貿易により衰退したのか 第六章 地中海はなぜ衰退し、バルト海・北海沿岸諸国が台頭したのか 第七章 喜望峰ルートは、アジアと欧州の関係をどう変えたか 第八章 東インド会社は何をおこなったのか 第九章 オランダはなぜ世界で最初のヘゲモニー国家になれたのか 第十章 パクス・ブリタニカはなぜ実現したのか 第十一章 国家なき民は世界史をどう変えたのか1 ― アルメニア人 第十二章 国家なき民は世界史をどう変えたのか2 ― セファルディム 第十三章 イギリスの「茶の文化」はいかにしてつくられたのか 第十四章 なぜイギリスで世界最初の工業化(産業革命)が生じたのか 第十五章 アメリカの「海上のフロンティア」とは 第十六章 十九世紀、なぜ西欧とアジアの経済力に大差がついたのか 第十七章 近代の歴史と物流

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

iwtn_

4
本屋で軽めに読めるものを探していて目についたので購入。元は新書でそこに加筆して文庫になったものらしい。世界史を物流という観点で、十七の話題に分けて語っている。ある種、地政学的な観点に近いのかもしれない。生産を重視するのではなく、物流が覇権国家と成り得る条件なのではないか、という仮説。面白い。読みながら色んなことを考えてしまう本。もっと物流を重視するように考え方を変えてもいいのかな?と思える。やっぱ大量輸送は船だよな。個人的には自動運転車も人でなく物を運ぶのが良いのでは?と思っている。2025/02/23

成寿小野

1
かなりマニアックで完読できず2025/07/26

Go Extreme

1
古代物流:フェニキア 地中海航路 都市国家 商業階級 船舶技術 交易ネットワーク 東アジア:シルクロード 中央集権国家 儒教 商業文化 交通網 黄河 長江 人口増加 イスラーム商業:バグダッド 知恵の家 シルクロード 香辛料貿易 ムスリム商人 軍事組織 シャリーア法 ヨーロッパ物流:ヴァイキング ロングシップ ハンザ同盟 バルト海貿易 オランダ商人 東インド会社 帝国経済:朝貢貿易 中国衰退 西欧植民地政策 産業革命 鉄道物流 蒸気船 国際貿易:喜望峰航路 アフリカ経由 ヨーロッパ 香辛料貿易 海軍戦略 2025/03/20

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