内容説明
80~90年代、「最強軍団」と称された黄金時代の西武ライオンズで正捕手を務めた著者が、直に見てきたチームが強くなっていく過程を語る一冊。
・今となっては感謝しきりの「広岡管理野球」
・捕手としての「本当の師匠」は誰なのか
・他チームの監督になって初めて受けた衝撃
など、プロ野球ファン必読エピソードが多数!
監督としても西武を日本一に導いた後、ロッテや中日など、他チームでも監督・コーチを務めたことで見えてきた「あの頃の西武」の強さが今、明らかに。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nishiyan
11
22年間、西武ライオンズで14度のリーグ優勝と8度の日本一を経験し、黄金期の正捕手として活躍した伊東勤氏の回想録的新書。広岡達朗監督の元での若手時代を赤裸々に語っていたり、堤義明氏との近さが垣間見えたりと楽しい内容だった。森祇晶監督との距離にはにやりとさせられたが、黒田正宏さんとの師弟関係は興味深い。指導者になってからの話の中では韓国プロ野球での経験は気になった。2番手以降にはあまり指導はせず、層を厚くするという発想がないというのは今も変わらないのだろうか。また中日コーチ時代のあれこれは何ともはやだった。2025/04/25
ちび太
8
80-90年代、西武ライオンズの黄金時代を捕手として支えた伊東勤氏が著者。90年代、小学生だった私は西武ファンだった。改めて当時のチームが組織論として気になって読んだ。監督、コーチ、選手の関係は統率が取れており、良い緊張感がある。選手同士も馴れ合うわけでもないが、同じ方向を向いている。ピンチの際、マウンドに集まってどうアウトを取るか話し合うのは象徴的。理想の組織で強かった理由が分かる。ただし、どうやってこの組織が出来上がったかは謎だった。2025/03/13
H
7
改めてあの頃の西武がなぜ強かったのかが良く分かった。残念ながら巨人が勝てなかったのは当たり前だ。伊東が森監督からは特に何も教わっていないというのは意外だったかな。2025/03/07
サバカレー
6
読了。野球は全く見ないし、現ライオンズの監督も選手も知らない。昨シーズンの順位も知らない。だけど私は西武ファン。友の会に入ってたし、最寄りの球場は西武球場(今の名称は知らない)。テリー、スティーブから80年代なら代打の選手もわかる。2025/03/06
たけぞ
5
西武の黄金時代のときは、私は巨人ファンだったので、興味深く読みました。今はバリバリの西武ファンですが、黄金時代にファンでいたかった。2025/04/08