内容説明
法はいかにして文明を構築したのか? なぜヨーロッパの法が世界を席巻したのか? 古代のハンムラピ法典から、現代の国連法まで、4000年に及ぶ法の歴史を紐解く決定版。
「ルール」はいかに世界を変えたか
マフィアの掟、宗教の法、チベットの慣習法……
国家の法にとどまらず、これまで見過ごされてきた〈共同体独自のルール〉にも光を当て、
法の役割を捉え直す。
古代のハンムラピ法典から現代の国連法まで、
4000年に及ぶ法づくりの歴史を俯瞰した、法人類学の決定版。
■ ■ ■
法はたんなる規則の集まりではなく、
秩序と文明をつくりだす手段にほかならない。
人間社会がなぜこのような形になったのかを知りたい人にとって、
必読の一冊だ。
――ラナ・ミッタ―(オックスフォード大学教授)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
izumone
1
人(自分)は本当に身の回り半径5メートルの範囲しか見ていないのだなという感想。いま普遍的だと思っている法(制度)は,何千年もの間,世界中の文明で多様に生まれて消長を繰り返ていたもののうち,非常に狭い範囲(西欧)に生き残ったものが,この二,三百年の間に広がったものに過ぎない。しかも,現代でも,その間隙には別系統,あるいは過去の体系の残滓が命脈を保っている。世界の見え方が変わる。2025/05/04
Go Extreme
1
古代法の起源: メソポタミアの法ー法は神々の加護を求める手段 トーラー社会の秩序と個々の生活の清浄さ 法と支配者: -帝国の法ー支配者の権力を強化する手段 税の徴収や人口管理→人民統制 法の役割: 社会的秩序の確立 法律の規範ー社会的行動を規制・紛争解決 抵抗の手段: 人民の法へのアクセスー法の明文化→権力濫用に対抗 現代社会における法 法の進化: 植民地時代と法ー西洋の植民地支配→伝統的な法律は消失→法律の制度化 法と権力: 法の権威ー社会の公平性や正義追求に不可欠な要素 法と社会は相互に影響し合う2025/01/19
rineoskiss
0
法の人類史というタイトル通りの本。古代における法の発展の話が面白かった2025/05/24
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