SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

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SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威

  • 著者名:長迫智子【著】/小谷賢【著】/大澤淳【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • ウェッジ(2025/02発売)
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  • ISBN:9784863102910

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内容説明

米大統領選でトランプが語った陰謀論を徹底解説!  陰謀論という兵器がネット空間を飛び交う乱世への処方箋
戦争、新型コロナ、そしてアメリカ大統領選挙……今日もネット空間では、様々なテーマの荒唐無稽な陰謀論が飛び交っている。そして2021年のアメリカ議事堂襲撃事件に代表されるように、今や陰謀論は「一部の物好きな人々による趣味」という枠を越え、日本を含む民主主義国家の政治、社会、そして安全保障にまで、大きな影響を及ぼすようになった。
そして中国などの権威主義国家は、陰謀論を「兵器」として活用し、民主主義国家のSNSなどネット空間に送り込み、社会の分断を加速させるための「認知戦」を展開するようになった。
この混迷の時代に、私たちはどう陰謀論に向き合うべきなのか。偽情報や情報戦の専門家3名が、陰謀論に安全保障の視点から切り込み、その全体像に迫る!

[目次]
はじめに―長迫智子
第1章 陰謀論に揺れたアメリカ大統領選挙―長迫智子  
第2章 認知領域の戦いにおける陰謀論の脅威―長迫智子
第3章 ロシアと中国の認知戦戦略―小谷 賢
第4章 戦場となる日本の情報空間―大澤 淳
おわりに―長迫智子
 

この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『SNS時代の戦略兵器 陰謀論 民主主義をむしばむ認知戦の脅威』(2025年1月24日 第1刷)に基づいて制作されました。
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

57
一時連日SNSやニュースを賑わしていた陰謀論。本書は中国ロシアなどの権威主義国家が、民主主義国家を分裂させるための武器としての陰謀論を解説した一冊。まず例として20年24年のアメリカ大統領選を挙げそこに陰謀論が如何に介在したのかを検証。しかる後認知戦としての陰謀論、さらには中国ロシアが如何にしてそれを利用しているのかを検証し、最後に日本国内のサイバー空間を解説している。日本国内の法整備の遅れに不安を掻き立てられる事多いな。読んでいると戦争とは常に平時と隣り合わせというのが実感できる一冊となっている。2025/02/21

よっち

23
政治、社会、そして安全保障にまで、大きな影響を及ぼすようになった陰謀論。偽情報や情報戦の専門家が、陰謀論に安全保障の視点から切り込み全体像に迫る1冊。権威主義国家が民主主義国家のSNSなどネット空間に送り込み、社会の分断を加速させるための「認知戦」を展開する中で、2024年と2020年のアメリカ大統領選挙、Qアノンの活用、新型コロナ、スペイン・ポルトガル語圏での陰謀論、極右やネオナチ、サイバー空間における情報操作などの事例を挙げていて、社会・外交・安全保障を脅かすそれは日本にとっても他人事ではないですね。2025/03/11

XX

4
オカルトとしてではなく、主に独裁国家が仕掛ける影響力工作の手段・安全保障の脅威としての陰謀論について論じた本。他の章は他でも読んだことのある内容だったので、第2章の、2014年クリミア併合から現在のウクライナ戦争までのロシアとアメリカの認知戦競争、中国がロシアを見習ってソフトパワーからシャープパワーにシフトチェンジしたことなどの話が一番興味深く読めた。日本の認知戦対策が遅れているのは知っているが、人材不足はともかく能動的サイバー防御関連法案くらいはさっさと参議院も通してほしいと思った。2025/05/12

in medio tutissimus ibis.

1
しばしば陰謀論は認知戦を重視する権威主義国家によって民主主義国家の団結を破壊する兵器として用いられる。陰謀論はそもそもが分断の論理であるばかりではなく、一度信じられた後は反駁されることで強化される性質がある為に、他のディスインフォメーションと異なり事実による上書きが困難な為だ。本書は民主主義陣営からの視点だが、権威主義陣営がこれほど重視するというのが偏にその被害を被っていると言う自認からであって、それ自体陰謀論みたいでありていに言ってしまえば面白い。権力の集中した秘密主義の政府が実在するのだから仕方ない。2025/06/19

アヴィ

1
陰謀論や都市伝説の類は、子供の頃から大好物だが、大前提としてそれはあくまでファンタジーでありオカルトであり、まともな大人が語るものでは無いし論ずるに値しないものだったはず。だがいつの頃からか、大マスコミや本書の著者のように高偏差値の大学で教鞭をとるような人や、社会的に影響力のある人物が陰謀論を語るようになる時代になっている。まさしくSNS時代の落とし子が陰謀論なのかもしれない。2025/05/17

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